アナ・ケンドリックさん初の監督作品「アイズ・オン・ユー」(原題:Woman of the Hour)は、2023年9月8日にトロント国際映画祭でプレミア上映され、大きな話題を集めました。その後、Netflixが配給権を取得し、2024年10月18日から世界配信がスタート。1977年、ワイオミング州で起きた連続殺人事件を背景に、人気テレビ番組「ザ・デート・ゲーム」に出演した女性が、知らず知らずのうちに殺人犯と運命を共にするという実話に基づいたスリラーです。
Alcala went on the popular game show The Dating Game in 1978, and even managed to be “Bachelor Number One,” despite the fact that he had already killed several women by that time. The casting people and producers also somehow managed to miss his criminal record, including his disturbing 1972 child molestation conviction.
Alcala used every ounce of his charm while on the show, and actually won a date with Cheryl Bradshaw, the episode’s bachelorette, whose affections he was competing for. They never did go on that date though, as Bradshaw thought he was creepy.
上記の記事では、1978年に『The Dating Game』に出演したロドニー・アルカラは1972年ではなく1968年に児童性的虐待の罪で有罪判決を受けていたが、テレビ局関係者はこの事実を見逃していたと伝えています。 また、映画同様、シェリル・ブラッドショーがロドニー・アルカラを気味悪く思い、実際のデートは行っていないとも伝えています。
“Every moment of the movie is kind of a reflection of my own terror,” she says. “I don’t think it’s an accident that I responded to this script at a time when I’d just been through something really devastating and traumatic and that really changed my worldview.”
監督も兼任という意気込みを感じますが、原題「Woman of the Hour」(時の女性)の通り、ロドニー・アルカラが出演した「The Dating Game」でペアになったシェリル・ブラッドショーに焦点を当てている点が、私にはしっくりきませんでした。 それぞれのキャラクターの描かれ方が浅く、深みに欠けるため、感情移入しづらいまま物語が進んでいきます。レストランでの二人の食事シーンは、ロドニーの狂気的な思考が垣間見え、シェリルの恐怖がひしひしと伝わってくる最大の見せ場です。しかし、このシーンにさらなる魅力が加わっていれば、作品全体の印象が大きく変わったのではないかと感じます。