月間1万ビューを突破致しました。ご訪問頂いた皆様、本当にありがとうございます。

『落下の解剖学』レビュー:犬(スヌープ)の存在感と結末の考察

当ページは広告が含まれているリンクがあります。

フランス映画『落下の解剖学』の魅力を徹底解剖!緊迫の法廷ドラマと名脇役の犬が織り成すストーリーを考察し、印象的なセリフや視聴者の感想を紹介します。ネタバレありで深く掘り下げた内容をお楽しみください。

印象的なセリフ『居なくなるとは、今考えると自分の事です

目次

フランス映画『落下の解剖学』について

概要

フランス映画「落下の解剖学」は、ジュスティーヌ・トリエ監督によるサスペンスドラマです。🕵️‍♂️

主なキャストには、ザンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー、ミロ・マシャド・グラネール。💔

物語は、謎の死を巡る法廷での争いを描き、心理的な緊張感が漂います。

作品情報

  • 公開日または配信開始日:2024年2月23日
  • ジャンル:サスペンス
  • カテゴリー:映画
  • 上演時間:151分
  • 制作国:フランス
  • 年齢制限:G(どなたでも視聴可能です)
  • 主演:ザンドラ・ヒュラー(サンドラ)、ミロ・マシャド・グラネール(ダニエル)
  • 監督:ジュスティーヌ・トリエ監督

視聴可能な主なVOD

*VODとは、ビデオオンデマンドの略で、視聴者が好きなときに好きな動画作品を見ることができるサービスです。

2024/10現在、月額使用料で視聴出来るサービスのみ表記しています。

うずひこ

プライビデオ見放題独占配信です。

皆さんのコメントまとめ

うずひこ

良いコメント 🌟
・緊迫感とサスペンス: 映画は非常に緊迫感があり、サスペンスが巧みに組み込まれていると評価されています。特に、夫婦の愛と信頼の崩壊が描かれている点が感動的です。❤️🎭

・キャラクターの深み: キャラクターの描写が深く、観客は彼らの心理に引き込まれると好評です。🧠✨

・音声と演出: 音声の演出が特に印象的で、登場人物の感情が強く伝わると評価されています。🔊🎶

・全体的な評価: 映画は全体的に高評価を受けており、特にサスペンスと人間ドラマの融合が魅力的だとされています。🌈🎬

悪いコメント ⚠️
・難解なストーリー: 一部の視聴者は、物語の展開が難解であり、特に結末に対する理解が難しいと感じています。🤔❓

・不満な演出: 映画の演出に対して不満を持つ視聴者もおり、特にストーリーの進行が遅いと感じる人がいます。⏳😩

・感情の伝わりにくさ: 一部の観客は、映画の感情が伝わりにくいと感じており、特に家族内の葛藤が描かれた部分に不満を持っています。😢💔

これらのコメントから、映画は緊迫感やキャラクターの深みが評価される一方で、物語の難解さや演出に対する不満が指摘されています。全体として、視聴者の意見は分かれているようです。

参考サイト

まとめ

うずひこの評価

落下の解剖学
総合評価
( 3 )
イメージ画像

感想

フランス映画『落下の解剖学』についての感想を書いています。

76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でパルムドールを受賞し、第96回アカデミー賞でも脚本賞を受賞した『落下の解剖学』。「PERFECT DAYS」を推していたので残念ではありましたが、その実力はどんなものなのでしょうか。

作家であるサンドラは、フランスの山里の山荘で夫と子供と暮らしています。息子のダニエルが愛犬スヌープとの散歩から帰ると、家の前に横たわる父サミュエルを発見します。
検視の結果、転落死と断定できない状況に、妻サンドラが容疑者として逮捕されてしまいます。

ネタバレ!(ここをクリック)

他殺か事故か自殺だったのか

“Not because it’s a game but because the main thing in this film is to get to that point where the child is really in a dilemma, because he understands that he probably will never know, and it’s torture for him. We had to put the audience in the same position.”

引用:hollywoodreporter.com

”ゲームだからではなく、この映画の主な目的は、子供が本当にジレンマに陥るその瞬間に到達することです。彼はおそらく真実を知ることはできないと理解しており、それが彼にとって拷問のようなのです。観客にも同じ立場を体験させる必要がありました。”

脚本家のアリラは、このように述べています。「もし、サンドラが殺したとしても、それはサンドラしか知りえないことであり、そのことをダニエルが理解しているという苦悩を描きたかった」と。アリラは、ダニエルが母親の秘密を抱え、葛藤する姿を通して、家族の複雑な絆を描きたかったのでしょう。

皆さんは、法廷でのダニエルの証言をどのように解釈しますか?ダニエルが、さまざまな心情の狭間で揺れ動く姿は、観客に深い印象を与えます。彼の証言は、家族への愛、そして真実を探求する人間の普遍的な姿を映し出しているのかもしれません。

愛犬スヌープ

視覚障害を持つダニエルの良き友であるスヌープ(ボーダーコリー)、76回カンヌ国際映画祭でパルム・ドッグ賞を受賞し、その演技力には目を見張るものがあります。
倒れていた父・サミュエルのもとへダニエルを導き、最後はまるでサンドラの気持ちを察するかのようにベッドに寄り添う姿は印象的です。
しかし、撮影現場では思うような行動をとってもらえず苦労していたようです。

Working with the dog who played the family pet, Snoop, the writing duo say, was technically difficult because in the scene where he discovers the body, they couldn’t get him to walk as slowly as they had imagined on paper. Similarly, the first scene in which the dog’s ball ominously tumbles down a flight of stairs proved to be tricky. “It took so many tries before we figured out that the only way to get it at the pace at which we wanted it and for it to stop where we needed it to stop so that the dog could pick it up was to drench it in glue, to change the way that the ball was coming down,” explains Triet.

引用:hollywoodreporter.com

“脚本家コンビによると、家族のペットの役を演じた犬、スヌープとの作業は技術的に難しかったという。スヌープが死体を発見するシーンでは、紙の上で想像していたほどゆっくり歩かせることができなかったからだ。同様に、犬のボールが階段を不気味に転がり落ちる最初のシーンも難題だった。「何度も試してやっと、ボールを思い通りのペースにし、犬が拾えるように止まる位置に止める唯一の方法は、ボールを接着剤でびっしょり濡らしてボールの落ち方を変えることだと分かりました」とトリエットは説明する。”

話題作は外せないと思い、昨年のカンヌパルムドール受賞作品である「落下の解剖学」を鑑賞しました。フランス映画も「ヴィーガンズ・ハム」以来だったので、とても楽しみにしていました。

正直、この映画は一言で言い表すのが難しい作品でした。法廷での緊迫感や、主人公の心理描写が深く掘り下げられている一方で、謎解き要素が少なく、鑑賞後も様々な解釈が可能な点が特徴的です。特に、証言台に立つ息子の心情は、観る者の心を揺さぶるものでした。

とはいえ、各界から高く評価された作品であることは間違いありません。主演のザンドラ・ヒュラーは、本作だけでなく、「関心領域」でも複雑な役どころを熱演しており、彼女の演技力には見どころが満載です。
登場人物の心理に深く入り込んで物語を楽しみたいというのであれば、「落下の解剖学」は必見の作品と言えるでしょう。

この作品が気になる未加入者の方へ

ご加入ご検討中の方はこちらから

学生の方は半額!

うずひこ

最後までご覧いただきありがとうございました。

コメントは、下記SNSにお願いいたします。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアよろしくお願いしますm(__)m
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次