18世紀イングランドを舞台にした宮廷ドラマの見どころ徹底解説。ネタバレ含む作品の詳細と考察をご紹介。オリヴィア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ出演の傑作ヒューマンドラマ。また、劇中で印象に残ったセリフも紹介しますので、ぜひ探してみてください。
印象的なセリフ『さもないと蹴るわよ、永遠に』
if you do not go,I will start kicking you and I not stop.
『女王様のお気に入り』について
概要
18世紀初頭のイングランドを舞台に、女王アンを支える2人の女性の入り組んだ関係性を描いた歴史ドラマ。女王の寵愛を得るため、2人の側近が激しい権力闘争を繰り広げます。ユーモアとドラマのバランスが絶妙で、美しい美術と衣装も見どころ。オリヴィア・コールマンの圧倒的な演技が光る作品です。アカデミー賞主演女優賞を受賞するなど、高い評価を得ている注目作品です。
作品情報
- 公開日または配信開始日: 2019年2月15日
- ジャンル:ヒューマンドラマ
- カテゴリー:映画
- 上演時間:120分
- 制作国:アイルランド、英国、米国
- 年齢制限:16+
- 主演:オリヴィア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ
- 監督:ヨルゴス・ランティモス
視聴可能な主なVOD
*VODとは、ビデオオンデマンドの略で、視聴者が好きなときに好きな動画作品を見ることができるサービスです。
*2024/12現在、月額使用料で視聴出来るサービスのみ表記しています。
わたしはAmazon Prime Videoで観ました
皆さんのコメントまとめ
「女王様のお気に入り」は圧倒的な演技力や美しい演出、緊張感のある物語が高く評価されている一方で、一部の視聴者からは登場人物の行動や動機の理解しづらさ、ペースの遅さなどの指摘もあります。
しかし、概して好意的な評価が多く、18世紀イギリスの宮廷を舞台にした魅力的な作品として高く評価されているようです。
まとめ
うずひこの評価
イメージ画像女王様のお気に入り
感想
『女王様のお気に入り』についての感想を書いています。
オリヴィア・コールマンさんがアカデミー賞主演女優賞を受賞した、ギリシャ人監督ヨルゴス・ランティモス作品『女王様のお気に入り』。2018年から2019年かけて多くの賞レース(その数60弱)を席巻した作品です。
元貴族の娘アビゲイル(エマ・ストーン)が縁故を頼り、宮殿住まいをするサラ(レイチェル・ワイズ)の元に職を求め訪れることから、物語は始まります。
機転の利いた言動がサラに評価され、女中から、女官に昇進するアビゲイル。ここから、アビゲイルとサラの壮絶な蹴落とし合いが始まっていきます。
ネタバレ!考察(クリックで展開)
本作は、18世紀初頭のイングランドを舞台に、アン女王の寵愛をめぐる女性たちの攻防を描いた歴史ドラマです。
主人公は、アン女王の寵臣サラと、その従姉妹のアビゲイルです。サラは女王の側近として影響力を持っていましたが、アビゲイルが女王の寵愛を得るようになり、二人の間で激しい権力争いが繰り広げられます。
作品では、女性たちの複雑な性別役割や、アビゲイルの変容が重要なテーマとなっています。アビゲイルは当初搾取される立場にありましたが、やがて「暗殺者のような資質」を持つ存在へと変化していきます。
また、本作品は、当時のヨーロッパで女性が政治的影響力を持っていた歴史的背景も描いています。オーストリア、ロシア、イングランドなどでは、女性による国家統治が行われていていました。
全体として、『女王陛下のお気に入り』は、権力闘争と性別役割の複雑さを巧みに描き出した作品といえるでしょう。
独特な映像表現で私達を魅了するヨルゴス・ランティモス監督作品「女王様のお気に入り」。2023年には「哀れなるものたち」、2024年(9月27日公開予定)には「憐みの3章」と次々に作品を発表し、エマ・ストーンとのタッグも3作目。彼女の変貌ぶりを楽しむのも一つの見方かもしれません。「哀れなるものたち」はディズニープラスで動画配信中、「憐みの3章」も公開間近ですので、予備知識の意味でも一度ご覧いただいたらいかがでしょうか。
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