シネマゴス「やあ同志くん。ロンドン行きのチケットは取ったかい? ……というのは冗談で、Netflixの新作『プリズム輪舞曲(ロンド)』の話だよ。
シネマゴスところでさ、昨日本屋さんでこの作品の単行本が平積みされてた気がするんだけど、とりあえず原作を予習してから観たほうがいいかな? プロットの解像度(理解度)を高めるためにもさ」
うずひこシネマ・ゴーストさん、それはおそらく「幻覚」か、別の作品の見間違いですよ。
うずひこ断言しますが、『プリズム輪舞曲』の単行本は、まだ書店には並んでいません。
シネマゴスえっ? でも南マキ先生の絵だったよ?
うずひこええ、確かに南マキ先生によるコミカライズ連載は始まっています。ですが、連載開始は2026年に入ってから。つまり、まだ単行本化されるほどの話数が溜まっていないんです。
うずひここの作品は、正真正銘の「Netflixオリジナルアニメ」。原作のストックを気にする必要も、ネタバレに怯える必要もありません。
シネマゴスなるほど、完全なる「同時進行」のプロジェクトってわけか。それはそれで、制作現場のデスマーチ(過酷な労働状況)が心配になるけど……キャストもWIT STUDIOの本気を感じる布陣だねぇ。
今回はこの話題作を骨の髄まで味わい尽くすための情報を、視聴歴35年の私が徹底的にまとめました。
神尾葉子先生の脚本、中澤監督の映像美、そして意外な「懐かしさ」を感じるその魅力について、じっくり語っていきましょう。
アニメ『プリズム輪舞曲』基本情報データ
まずは、本作を視聴する前に押さえておくべき基本データを整理しました。「誰が」「何を」「どこで」作ったのか、この表を見れば一目瞭然です。
- 配信開始日:2026年1月15日
- ジャンル:青春群像劇 / 歴史ロマンス / アート・ドラマ
- カテゴリー:アニメーション
- 話数:全20話
- 制作国:日本(制作:WIT STUDIO)
- 年齢制限:10+
- 監督:中澤一登(『B: The Beginning』『キル・ビル(アニメパート)』)
主要キャスト(声優)一覧
本作のキャラクターに命を吹き込むのは、演技の幅と深みに定評のある実力派キャスト陣です。
| 役名 | 声優名 | 声優代表作 |
| 一条院 りり (主人公・日本人留学生) | 種﨑敦美 | 『SPY×FAMILY』(アーニャ) 『葬送のフリーレン』(フリーレン) |
| キット・チャーチ (英国貴族・天才画家) | 内山昂輝 | 『呪術廻戦』(狗巻棘) 『ピンポン』(スマイル) |
| 小早川 新之助 (日本人留学生・彫刻家志望) | 梶裕貴 | 『進撃の巨人』(エレン) 『僕のヒーローアカデミア』(轟焦凍) |
| ドロシー・ブラウン (友人・画学生) | 潘めぐみ | 『HUNTER×HUNTER』(ゴン) 『【推しの子】』(有馬かな) |
| ジョフリー・オブライエン (英国貴族・彫刻学科) | 阿座上洋平 | 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(グエル・ジェターク) |
| ピーター・アンソニー (友人・画学生) | 坂田将吾 | 『チェンソーマン』(早川アキ) |
| キャサリン・アスター (ライバル・貴族令嬢) | 上坂すみれ | 『うる星やつら』(ラム) 『イジらないで、長瀞さん』(長瀞) |
徹底解説:なぜ『プリズム輪舞曲』はNetflixで見るべきなのか?
本作を視聴するにあたり、Netflix以外の選択肢を探している方もいるかもしれません。しかし、結論は「Netflix一択」です。
オリジナル作品であることの強み
本作はNetflixオリジナル作品です。つまり、Amazon Prime VideoやU-NEXTなど、他のサブスクでは視聴できません。
「独占配信」というとネガティブに聞こえるかもしれませんが、これは逆に言えば「CMなし」「高画質」「全話一挙配信」など、作品の世界観に没入するための環境が最初から整えられていることを意味します。
オリジナル脚本ならではの「一気見」推奨設計
先ほども触れましたが、本作には原作漫画のストックがありません。
つまり、「来週どうなるの?」と気になっても、本屋で続きを確認することができないのです。
Netflixであれば、全20話が公開されています。
神尾作品特有の「あーっ! そこで終わるの!?」というクリフハンガー(引き)の強さにストレスを感じることなく、次のエピソードへ自動再生で進める環境は、精神衛生上も非常に重要です。

深掘り考察:「原作不在」がもたらすスリルと漫画版の立ち位置
多くの人が誤解している「漫画原作」について、ここで明確な情報を整理しておきましょう。検索サイトで「プリズム輪舞曲 漫画 完結」と探しても無駄足になります。
アニメと漫画の「時差」が生む面白さ
- アニメ版(Netflix): 先行して物語が完結まで描かれます。脚本家・神尾葉子の脳内がダイレクトに出力された「正史」と言えます。
- 漫画版(ジャンプ+ / 南マキ): 2026年から後追いで連載が開始されました。アニメの脚本をベースにしつつ、南マキ先生独自の解釈や、漫画ならではの「静止画のキメ」が盛り込まれています。
漫画版もチェックしたい方へ
「アニメの補完として漫画も読んでみたい」という方は、ジャンプ+、マンガMeeで連載を確認してみてください。
現時点(2026年時点)では連載が始まったばかりで、物語の序盤しか描かれていませんが、「あの時のりりの表情、南マキ先生ならどう描くだろう?」という楽しみ方で、連載をゆっくり追いかけるのも、この作品の贅沢な味わい方の一つです。
視聴レビュー:油絵の具の匂いと「なつかしさ」の共存
「花より男子」で世界を席巻した神尾葉子先生の書き下ろし脚本、そして資金潤沢なNetflix制作。
この組み合わせを聞いた時点で、私の「見たいものリスト」の最上位に躍り出たのは言うまでもありません。しかし、実際に再生ボタンを押した私が直面したのは、良い意味での「裏切り」と、予想以上の「感動」でした。
神尾葉子×Netflixという「約束された勝利」
「花より男子」の神尾葉子先生、そしてNetflix。この組み合わせを聞いただけで、もう興味を持たざるを得ません。
最初は「全20話」という、最近の配信アニメにしては長めの尺(地上波2クール相当)に少し身構えました。しかし見始めてみれば、ロンドンの濃霧に引き込まれるように、あっという間の完走でした。
「はいからさんが通る」のDNAを感じるモダン・ロマンス
流石と言わざるを得ないのが、キャラクター設定とシナリオの妙です。
舞台は20世紀初頭のロンドンですが、どこか名作『はいからさんが通る』を彷彿とさせるような、懐かしくも新しい空気が流れています。
「半年以内に成果を出さなければ強制帰国」という理不尽な設定(時代を感じます)から始まる逆境劇。しかし、主人公・りりはメソメソしません。この「強さ」と「王道のロマンス」のバランスが絶妙で、古き良き少女漫画の品格を、現代の技術で再構築したような心地よさがあります。
油絵が動く!? 中澤一登監督の変態的(褒め言葉)なこだわり
特筆すべきは、やはり映像です。
「油絵の質感」が驚くほど忠実に再現されています。キャンバスの凹凸、塗り重ねられた絵具の厚み、そしてロンドンの重たい曇り空。それら全てが、手描きアニメーションと最新技術の融合によって動いているのです。
ただ綺麗なだけではなく、その重厚感がキャラクターの感情の重みとリンクしており、制作陣(WIT STUDIO)の執念を感じさせられました。
総評:最後はしっかりと「キュン」着地
嫉妬や、才能の残酷な格差を描きつつも、そこはやはり神尾葉子脚本。
王道です。ええ、間違いなく王道です。しかし、その王道をこれだけの映像クオリティで描かれると、抗いようもなく胸を打たれます。
最後はしっかりとキュンとさせられ、「ああ、良いものを見たな」と納得させられる。
『プリズム輪舞曲』の総合評価:★4
プリズム輪舞曲
まとめ:今すぐロンドンの霧の中へ
『プリズム輪舞曲』は、単なる恋愛アニメでも、小難しい芸術アニメでもありません。
誰もが経験する「劣等感」や「承認欲求」を、ロンドンという美しい舞台で、最高級の映像と脚本によってエンターテインメントに昇華させた傑作です。
視聴をおすすめする人:
- 『花より男子』のような、逆境からの成り上がりストーリーが好きな人
- 『はいからさんが通る』のような、クラシカルなロマンを求めている人
- 家のテレビやモニターの画質に自信があり、美しい映像を浴びたい人
- 大人の恋愛ドラマを、一気見してスッキリしたい人
さあ、ポップコーンの準備はいいですか?(塩味がおすすめです)。
Netflixを開いて、第1話の再生ボタンを押してください。そこには、種﨑敦美さんと内山昂輝さんの名演が紡ぐ、約10時間半の濃密な旅が待っています。
このブログでは、これからもあなたのVOD選びのパートナーとして、様々な角度から有益な情報をお届けしていきます。
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