名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊を徹底解説!ネタバレありで結末まで詳しく紹介。ケネス・ブラナー監督が描く怪奇な世界に迫る。原作との違いや見どころも解説。
印象的なセリフ『事件を解決したね、でも協力者がいた、そうでしょう。彼女だ。』
You solved the case.But you had help,didn’t you? You heard her.
映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』について
概要
水の都ヴェネチアで、ポアロが新たな謎に挑む!アガサ・クリスティ原作のミステリーを、ブラナーが映画化。豪華キャストが集結し、息もつかせぬ展開があなたを魅了する!ミステリーとスリルが味わえる作品です
作品情報
- 公開日または配信開始日:2023年9月15日
- ジャンル:サスペンス、ホラー
- カテゴリー:映画
- 上演時間:103分
- 制作国:アメリカ
- 年齢制限:G(どなたでも視聴可能です)
- 主演:ケネス・ブラナー(エルキュール・ポアロ)、ジョイス・レイノルズ(ミシェル・ヨー)
- 監督:ケネス・ブラナー(代表作品:マイティ・ソー、ベルファスト、ポアロシリーズ)
視聴可能な主なVOD
*VODとは、ビデオオンデマンドの略で、視聴者が好きなときに好きな動画作品を見ることができるサービスです。
*2024/11現在、月額使用料で視聴出来るサービスのみ表記しています。
2024年10月31日よりプライムビデオで配信が開始されました。
皆さんのコメントまとめ
良いコメント
ストーリーの魅力: 複雑な殺人事件を解決するポアロの姿が描かれ、観客を引き込む展開が評価されています。
美しい映像: ベネチアの美しい風景が映し出され、視覚的に楽しめる作品とされています。
キャラクターの深み: ポアロのキャラクターがしっかりと描かれており、彼の思考過程が興味深いと好評です。
悪いコメント
テンポの悪さ: 一部の視聴者からは、ストーリーの進行が遅く感じられるとの意見がありました。
結末の不満: 結末に対する期待が裏切られたと感じる人もおり、物語の締め方に不満が残ることがあるようです。
この映画は、ポアロの魅力と美しい映像が際立つ一方で、ストーリーのテンポや結末に対する意見が分かれる作品です。全体として、視覚的な楽しさとキャラクターの深みが評価されています。
まとめ
うずひこの評価
イメージ画像名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊
感想
映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』についての感想を書いています。
ケネス・ブラナーさんによる制作・監督・主演の三役を務める『オリエント急行殺人事件』、『ナイル殺人事件』に続くポアロシリーズ第三弾。長編ポアロシリーズ第31作目となる「ハロウィーン・パーティ」がモチーフとなっていますが、オリジナル作品と言えるほど物語は異なっています。原作はイギリスを代表する「ミステリーの女王」アガサ・クリスティさんです。
ポアロの旧友である有名ミステリー作家アリアドニ・オリヴァからの依頼を受け、降霊術を行う霊能者のインチキを暴いて欲しいを依頼を受け、ロウィーナ・ドレイクの屋敷で行われる降霊会に出席する事になる。ポアロがインチキを見破った直後、霊能者が落下死するという衝撃的な事件が発生。ポアロは、一見無関係な参加者たちの間に隠された秘密と、過去の事件との繋がりを徐々に解き明していく。
ネタバレ!(ここをクリック)
ホラー演出
名探偵ポアロと言えばミステリー作品のイメージが強いですが、今作はホラー要素もふんだんに盛り込まれています。映画オリジナルの設定として、舞台となる邸宅はかつて疫病で多くの孤児が命を落とした暗い過去を持つ孤児院であったことが明かされます。当初、娘アリシアの死にも、この邸宅が何らかの形で関わっているのではないかと疑われていました。ケネス・ブラナー監督自身もインタビューで、「本作はスーパーナチュラル・スリラー」と断言しており、その言葉通り、ミステリーとホラーが見事に融合した作品に仕上がっています。
I would say that we are firmly a supernatural thriller, and the normal rules do not apply. So, as magnificent as Venice is, the film and the story itself is not as Gothic as it might appear, but it’s certainly exotic. It’s certainly mysterious, as is Michael’s other work. And in Agatha Christie’s work, you have the chance for a conversation that subverts the genre, so we certainly are happy, as she was and Michael is, to scare people. I hope we can, and I hope we will.
引用:hollywoodreporter.com
吹き替え
残念ながら、本作は吹き替え版が存在しないようです。現在販売されているBlu-rayやDVD、2024年10月時点での配信作品はすべて日本語字幕のみとなっています。
原作との違い
原作の「ハロウィーン・パーティ」を簡単な要約すると以下のような内容です。
映画では、原作のロウィーナが冷酷な殺人犯であったのに対し、娘を愛するがゆえに道を誤った複雑な人物として描かれています。この対比は、人間の心の闇と、愛の歪みという普遍的なテーマを浮き彫りにしています。一度、原作の「ハロウィーン・パーティ」を読み返してみるのも面白いかもしれません。原作と映画の異なる解釈を比較することで、より深く作品の世界観を楽しむことができるでしょう。
ケネス・ブラナーさんのイメージは俳優さんの方が強かったのですが、デビュー当初から監督業をされているので、監督業、俳優業共に、ご自分のやりたい分野でしっかり結果を残している、素晴らしい方ですね。
特に本作では、ミステリー作品の演出に長けた彼の才能が遺憾なく発揮されており、観客を物語の世界に引き込む巧みな手腕が光ります。
原作とは大きく違った物語なので、原作イメージで視聴してしまうと拍子抜けしてしまうかもしれませんが、原作の世界観を尊重しつつ、現代的な視点で再解釈された新たな『ハロウィーン・パーティ』として楽しむことができます。「サスペンスホラー」として、構える事無く観ることができれば、間違いなく楽しめる作品です。ぜひ、ご覧になって下さい。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
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