『怪物』を今すぐ観たいあなたへ。プライムビデオで見放題配信中!是枝裕和監督最新作を自宅でじっくり鑑賞。安藤サクラ、永山瑛太、黒川想矢、柊木陽太の演技にも注目。
『怪物』について
概要
是枝裕和監督🎬と坂元裕二脚本✍️による話題作!
安藤サクラさん🌸、永山瑛太さん⭐️など豪華キャストが共演するヒューマンドラマです。
大きな湖🏞️のある郊外の町で、息子を愛するシングルマザー👩👦と、生徒思いの教師👨🏫、そして無邪気な子供たち👶が織りなす物語。
子供たちの間で起きた些細な出来事が、大人たちを巻き込み、社会全体を揺るがす大きな事件へと発展していきます。
誰もが「怪物👹」になりうるのか?
それぞれの視点から描かれる人間ドラマは、観る者の心❤️に深く突き刺さります。
作品情報
- 公開日または配信開始日:2023年6月2日
- ジャンル:ヒューマン
- カテゴリー:映画
- 上演時間:126分
- 制作国:日本
- 年齢制限:G(どなたでも視聴可能です)
- 主演:安藤サクラさん(麦野早織)、永山瑛太さん(保利道敏)、黒川想矢さん(麦野湊)、柊木陽太さん(星川依里)
- 監督:是枝裕和(代表作:そして父になる、万引き家族)
視聴可能な主なVOD
*VODとは、ビデオオンデマンドの略で、視聴者が好きなときに好きな動画作品を見ることができるサービスです。
*2024/12現在、月額使用料で視聴出来るサービスのみ表記しています。
「怪物」はプライムビデオの見放題独占配信作品です。
皆さんのコメントまとめ
良いコメント
深いテーマ: 映画は、子供たちの成長や教育の問題を深く掘り下げており、観客に考えさせる内容となっている
演技の素晴らしさ: 俳優たちの演技が非常にリアルで、感情移入しやすいと評価されている
映像美: 映像の美しさや演出が高く評価され、視覚的にも楽しめる作品である
悪いコメント
ストーリーの不明瞭さ: 一部の観客は、ストーリーが難解で理解しづらいと感じている
テンポの悪さ: 映画の進行が遅く、退屈に感じる部分があるとの意見もあります
映画「怪物」は、深いテーマと素晴らしい演技が光る一方で、ストーリーの難解さやテンポの悪さが指摘されています。全体として、観客に強い印象を与える作品です。
まとめ
うずひこの評価
イメージ画像怪物
感想
『怪物』についての感想を書いています。
第76回カンヌ国際映画祭にてクィア・パルム賞、脚本賞を受賞した「怪物」。是枝監督らしい繊細な演出が光る作品です。特にヨーロッパでは、LGBTQ+を扱った作品として高い評価を得ています。第47回日本アカデミー賞では安藤サクラさんが最優秀主演女優賞を受賞するなど、話題を集めました。
物語は湖の岸辺の町で起きた雑居ビル火災から始まり、3人の視点で展開される。シングルマザーの麦野沙織は息子・湊の成長を願いながらも、彼が学校でのいじめに悩んでいることに気づく。担任教師の保利は、湊を止めようとするが誤解から退職に追い込まれる。湊と同級生の星川依里は秘密基地で過ごす中、互いの苦悩を理解し合う。
ネタバレ!(ここをクリック)
ラスト
是枝監督はインタビューで、坂元さんの脚本を変更した部分として、ラスト15分と語っています。
早稲田大学で行われた特別講義「マスターズ・オブ・シネマ」では、脚本家の坂元氏がラストの描写について、「二人は亡くなってしまったのですか」という質問に対し、以下のようにコメントしています。
僕もメールをもらったが、何を言っているんだと思った。彼らはこのまま生き続けるとしか思えない一択
引用:hollywoodreporter.jp
それを受けて是枝監督がフォローを入れます。
彼らの生を肯定して終わるという共通認識があった。ただ、光に満ちているから現実離れしているという意見を否定するつもりもない
引用:hollywoodreporter.jp
坂元氏の脚本に手を入れ、あのような演出としたのは是枝監督の判断のようですが、その演出方法について坂元氏がフォローしているように私は読み取れます。
生存している少年二人をあのような演出で終わらせることは、私としては疑問しか残りません。
演出に疑問
麦野早織、保利道敏、麦野湊それぞれの視点で描かれる「怪物」ですが、保利道敏(永山瑛太さん)の演出には疑問が残ります。
麦野早織パートで描かれる保利道敏は非常に問題のある人物として描かれています。それ以降のパートでは、特異な趣味を持つ一面はあるものの、子供たちのことを思い、周囲の不当な扱いに対して心を痛める人物として描かれています。
もし、この描写が「視点の変化で物事の見方が変わる」という意図に基づいているのであれば、視聴者に保利道敏に対する負のイメージを植え付け、以降の描写とのギャップにより、混乱を招く恐れがあると考えられます。「麦野早織にはそう見えた」という保利道敏のイメージは私たちに悪いイメージを植え付け、それ以降とのギャップに戸惑う。こういった混乱が楽しめるものかといえば、全く楽しめるものではありません。
怪物
「視点の変化で物事の見方が変わる」麦野早織にとっての怪物は保利道敏であり、保利道敏にとっての怪物は学校関係者や子供たち。麦野湊にとっての怪物は自分自身。
この作品は、少年の淡い恋心と戸惑いを「怪物」と表現することで、より特別で恐ろしいものとして捉えられてしまう可能性がある。
是枝監督とプロデューサーである川村元気氏がこのタイトルの発案者であるとされているが、個人的にはLGBTQ+を考える上で、誤解を招きそうなタイトルではなかったかと思っています。もちろんクリエイターとしての狙いはあると思いますが、個人的には、より適切なタイトルがあったのではないかという疑問が残ります。しかしながら、カンヌでクィア・パルム賞を受賞したことは、本作のテーマが国際的に評価されたことを示しています。それでも、タイトルの解釈は人それぞれであり、私のように疑問に感じる人もいるかもしれません。
この映画を観た時、予想外の内容で、少し戸惑いを覚えました。しかし、黒川想矢さん、柊木陽太さんの繊細な演技に引き込まれ、彼らの心の揺れ動きには目を見張るものがありました。特に、未知なるものに戸惑う少年と、それを受け入れる少年の対比は印象的です。
作品全体の評価は様々ですが、少年二人の演技は特に光るものがあります。LGBTQ+のテーマを扱っている点も、現代社会において重要な視点を与えてくれる作品だと思います。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
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