映画『ミッシング』感想・ネタバレ・考察|石原さとみ主演、SNSの闇と母の愛を描き出す衝撃作。Netflixで今すぐ観る
印象的なセリフ『砂田、はい、深呼吸』
映画『ミッシング』について
概要
映画「ミッシング」は、失踪した娘を探す母親の物語です。主演は石原さとみさんが母親役を演じ、感情豊かな演技が評価されています。監督は吉田恵輔さんが手掛け、緊迫感のある演出が魅力です。📽️
物語は、娘が失踪し、母親が彼女を探すために奮闘するストーリーで、SNSやデジタル技術を駆使して真実に迫ります。🔍 2024年5月17日に公開予定で、現代のデジタル社会における人間関係や親子の絆を描いた作品です。感情的なストーリーが観客を引き込むことでしょう。💖
作品情報
- 公開日または配信開始日:2024年5月17日
- ジャンル:ヒューマン
- カテゴリー:映画
- 上演時間:118分
- 制作国:日本
- 年齢制限:13+
- 主演:石原さとみ(沙織里)、青木崇高(豊)、中村倫也(砂田)
- 監督:𠮷田恵輔監督(代表作:ヒメアノ〜ル、空白)
視聴可能な主なVOD
*VODとは、ビデオオンデマンドの略で、視聴者が好きなときに好きな動画作品を見ることができるサービスです。
*2024/9現在、月額使用料で視聴出来るサービスのみ表記しています。
Netflixで独占見放題配信です。
皆さんのコメントまとめ
良いコメント
ストーリーの緊張感: 映画は緊迫したストーリー展開が魅力で、観客を引き込む力があると評価されています。
演技力: 主演の演技が高く評価され、特に感情表現が素晴らしいとの声が多いです。
映像美: 映像のクオリティが高く、視覚的に楽しめる作品であるとされています。
悪いコメント
ストーリーの展開: 一部の観客からは、ストーリーが予測可能であるとの指摘があり、驚きが少ないと感じる人もいます。
キャラクターの深み: キャラクターの描写が浅いと感じる観客もおり、感情移入が難しいとの意見があります。
『ミッシング』は、緊迫感のあるストーリーと高い演技力が評価される一方で、展開の予測可能性やキャラクターの深みが課題とされています。全体として、視覚的に楽しめる作品であり、観客の心に残る要素が多い映画です。
まとめ
うずひこの評価
イメージ画像ミッシング
感想
映画『ミッシング』についての感想を書いています。
「空白」「神は見返りを求める」の吉田恵輔監督と、石原さとみさんの初タッグ作「ミッシング」。SNSで拡散される虚偽の情報や、マスコミの過剰な報道によって、行方不明になった娘の母親・沙織里は、想像を絶する誹謗中傷に晒されます。悲痛な叫びも届かず、次第に精神を蝕まれていく沙織里の姿は、観る者の心をえぐります。
ネタバレ!(ここをクリック)
ラスト
誹謗中傷をしていたとされる容疑者が刑事告訴され、沙織里は小学生の交通誘導の仕事に就きます。毎朝、子どもたちを見送りながら、娘の成長を重ねるように「ブッブー」と唇を震わせる仕草をする彼女の姿は、切なくも温かい。娘が見つかることも、犯人が捕まることもないまま、映画は静かに幕を閉じます。
吉田恵輔監督は、この作品を通じて、SNSの誹謗中傷がもたらす深い傷跡を描くと同時に、人間が持つ想像力と優しさの大切さを訴えかけているのではないでしょうか。監督のインタビューにあるように、「ないならないなりに考えてほしい」という言葉は、私たち一人ひとりに投げかけられた問いかけと言えるでしょう。
人間には想像力が足りないと思うんですが、ないならないなりに考えてほしいということかな。そうすれば、これまで考えなしにやっていたことが少しは減ると思うので。そうなったら、今よりは少しやさしい世界になるんじゃないかな。
引用:lmaga.jp
この映画を観て、あなたはどのようなことを感じましたか?SNSの誹謗中傷問題について、改めて考えるきっかけになったのではないでしょうか。
実話
映画「ミッシング」とのサジェスト(関連ワード)として「実話」の語句を目にします。特定の事件が元になっているわけではないのですが、それではなぜ関連づけられているのでしょうか。
- 普遍的なテーマ: 子供の失踪という普遍的なテーマは、多くの人の共感を呼び、現実社会で起こっている問題との重ね合わせを容易にします
- メディアの役割: 映画の中で描かれるマスコミの報道やSNSでの誹謗中傷は、実際の事件でも頻繁に見られる光景です。
- 被害者家族の苦悩: 映画の主人公である沙織里の苦悩は、実際に失踪事件に巻き込まれた家族が経験する心の痛みを代弁していると言えるでしょう。
このようなテーマを扱うことで映画が訴えようとしているのは、以下のようなものが考えられます。
- 無責任な言動の危険性: SNSの普及により、誰でも簡単に情報を発信できるようになりました。しかし、その一方で、無責任な言動が大きな問題に発展することもあります。
- 被害者への共感: 映画は、失踪事件の被害者家族の心の痛みを描き出し、観客に共感を呼び起こします。
- 社会への警鐘: 映画は、現代社会が抱える問題点を浮き彫りにし、私たちに考えさせます。
映画「ミッシング」は、単なるエンターテイメント作品ではなく、現代社会が抱える問題を深く考えさせられる作品です。実社会との関連性を意識しながら鑑賞することで、より深い理解を得ることができるのではないでしょうか。
女優石原さとみ
一児の母となり、最初の映画が子供失踪事件を題材にした作品ということで、かなりの思い入れがあったのではないでしょうか。彼女は以下の様に意気込みを語っています。
そして何の運命かわからないけど、産後復帰の一作目にさせていただけた。子供が産まれた後では、初めて脚本を読んだときよりも、何百倍もわかる。心の苦しさに色がついて想像できてしまう。だから怖かったし覚悟が必要だった。
引用:otocoto.jp
帰らない娘を思う母親を鬼気迫る演技で実演し、これまでのイメージを払拭する作品になったことは間違いありません。
絶望的な状況の中で、わずかな希望の光も描かれています。それは、他人を思いやる心、そして、家族の絆の力です。現代社会が抱える闇を描きながらも、人間の温かさを忘れない、心に響く作品でした。
この映画は、私たちに、情報過多な社会の中で、何が本当に大切なのかを問い掛けます。ぜひ、多くの方に観ていただき、それぞれの心に何かを感じていただけたら幸いです。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
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