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【考察】アニメ『ルックバック』が描く友情と才能!ラストシーンの真意を深掘り

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アニメ『ルックバック』を観たけど、よく分からなかった人必見!ネタバレありでストーリーを解説。ラストシーンの意味や、キャラクターの心情を紐解きます。

印象的なセリフ『じゃ、藤野ちゃんはなんで描いてるの

目次

アニメ映画『ルックバック』について

概要

藤本タツキ原作の青春漫画がアニメ化!✨ 才能ある少女・藤野が、不登校の同級生・京本との出会いをきっかけに、漫画の世界に深く関わっていく。✍️✏️ 2人の少女が描く、友情と成長の物語が胸を打つ。✨

作品情報

  • 公開日または配信開始日:2024年6月28日
  • ジャンル:ヒューマン
  • カテゴリー:アニメーション映画
  • 上演時間:58分
  • 制作国:日本
  • 年齢制限:G(どなたでも視聴可能です)
  • 主演:河合優実(藤野歩)、吉田美月喜(京本)
  • 監督:押山清高監督(監督作品:フリップフラッパーズ)

視聴可能な主なVOD

*VODとは、ビデオオンデマンドの略で、視聴者が好きなときに好きな動画作品を見ることができるサービスです。

2024/11現在、月額使用料で視聴出来るサービスのみ表記しています。

うずひこ

プライムビデオ独占見放題配信です。

皆さんのコメントまとめ

うずひこ

良いコメント
美しい映像: 映像が非常に美しく、感情を引き立てる演出が評価されています
音楽の効果: 音楽が作品の雰囲気を高め、視聴者を引き込む要素となっています
深いテーマ: 人間関係や成長を描いた深いテーマが多くの観客に共感を呼んでいます

悪いコメント
ストーリーの展開: 一部の視聴者はストーリーの進行が遅く、退屈に感じると指摘しています
キャラクターの描写: キャラクターの深みが不足しているとの意見もあり、感情移入が難しいと感じる人もいます

『ルックバック』は美しい映像と音楽が際立つ作品ですが、ストーリー展開やキャラクター描写に対する意見も分かれています。全体として、視覚的な体験を重視する方には特におすすめです。

参考サイト

まとめ

うずひこの評価

ルックバック
総合評価
( 5 )
イメージ画像

感想

アニメ映画『ルックバック』についての感想を書いています。

2021年にジャンプ+で読み切り配信された藤本タツキ氏原作の漫画を映像化した作品です。「ルックバック」は公開当初から話題となり、同業漫画家からも賞賛の声が多く寄せられている。「このマンガがすごい!2022」では見事オトコ編1位に輝きました。

小学4年生の藤野は、学年一の漫画家として人気を集めていました。しかし、ある日、才能あふれる同級生・京本との出会いが、藤野の日常を大きく変えます。京本の圧倒的な才能に刺激されながらも、自身の才能に悩み葛藤する藤野。二人の関係性が描く、才能と友情の物語は、観る者の心を揺さぶります。

ネタバレ!(ここをクリック)

藤野の描く理由

藤野が京本の部屋で見つけた自分のサインの入った半纏を見て回想します。

「じゃ、藤野ちゃんはなんで描いてるの」

二人の時間が走馬灯のようにカット割りで流れていきます。意を決したように、藤野は仕事場に戻り作業を始めます。
藤野は、京本の圧倒的な才能に心を奪われ、2年間懸命に漫画を描き続けました。しかし、その差を埋めることができず、一度は漫画を描くことを諦めます。しかし、京本から『天才』と評価されたことで、藤野は再び筆を執り、京本に褒められたいという一心で描き続けたのではないでしょうか。
そして、藤野は、読者へと視点を移し、自分を評価してくれるすべての人々のために、漫画を描き続けようと決意します。ラストカットで、藤野が読者のために漫画を描くことを決意する姿は、まるで新たな章が開かれたように感じられます。それは、京本との出会いが、藤野に大きな影響を与え、彼女を成長させたことを象徴しているように思えます。
誰もが、自分のために頑張るには限界を感じるかも知れません。しかし、誰かのために、自分を認めてくれる人のために頑張ることで、人は大きく成長できるのではないでしょうか。

「京本に、”漫画の天才”と言われ続けたいからだよ」

京本の問いに、藤野の心の奥底にある、純粋な創作への情熱を表しているような、セリフが似合うかもしれません。

この物語が評価される理由

漫画はコマとコマを繋いで物語を語ります。アニメーションではそのコマとコマの間に動きを付けることで、より深く繊細な表現を可能とします。ラスト、あえて漫画のように一コマ一コマで描写することで、二人の思い出の時間を静かに振り返っているように感じました。藤野の複雑な感情や、二人の絆の深さが、静かに描き出されています。特に、意を決した藤野の背中が描かれたシーンは、私の心に深く残りました。押山清高監督は、原作漫画が持つ独特の雰囲気を、アニメーションという表現方法で忠実に再現しようとしたのではないでしょうか。

このように、言葉や文字ではない表現方法で、読者、視聴者の想像力を掻き立てる手法が実にうまく構成されている点が、本作が評価されている理由の一つと言えるのではないでしょうか。

この映画は、近くの映画館での上映を待って、息子と観ました。息子は「よく分からなかった」と言っていましたが、私は涙を堪えるのに必死で「そうかぁ」と返事をしました。

率直な感想は、アニメーションのひとつの正解の形だったということです。昨今は「神作画」と言われる目新しい画角や構図で「凄いな、これ」と声を出してしまうアニメーションが多く存在していますが、その方向とは一線を画した表現方法が、実に観るものに多くを想像させる構成になっています。
台詞はなく、画で見せる映像が心の中にスッと入ってくる感じです。観る人によって、さまざまな解釈が生まれることが「良し」とされるような造りに、とても共感させられます。

58分と短い作品ですが、奥深い何かを与えてくれるかもしれません。ぜひ、ご覧になってください。

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うずひこ

最後までご覧いただきありがとうございました。

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