『不都合な記憶』をもっと深く知りたいあなたへ。本作の謎を解き明かす考察や、ネタバレ満載の感想をまとめました。伊藤英明×新木優子の演技、そして衝撃のラストシーンまで徹底解説!
また、劇中で印象に残ったセリフも紹介しますので、ぜひ探してみてください。
印象的なセリフ『ジェ、ブ?』
Amazonオリジナル映画『不都合な記憶』
概要
映画「不都合な記憶」は、2024年9月27日にAmazon Prime Videoで配信されたSF作品です🎬。
監督は石川慶、主演は阿部寛と新木優子が務めています👨🎤👩🎤。
物語は、記憶を追求する夫とその妻の愛を描き、未来の科学技術が進化した世界を舞台にしています🌌。人間の感情と記憶の複雑さを探求する内容です💭✨。視覚的な美しさと深いテーマを持ち、私達に強い印象を与えることが期待されています🌟。
作品情報
- 公開日または配信開始日:2024年9月27日
- ジャンル:ヒューマン、SF
- カテゴリー:映画
- 上演時間:117分
- 制作国:日本、カナダ、タイ
- 年齢制限:13+
- 主演:伊藤英明さん(ナオキ)、新木優子さん(マユミ)
- 監督:石川慶監督(代表作:ある男、愚行録、蜜蜂と遠雷)
視聴可能な主なVOD
*VODとは、ビデオオンデマンドの略で、視聴者が好きなときに好きな動画作品を見ることができるサービスです。
*2024/10現在、月額使用料で視聴出来るサービスのみ表記しています。
Amazonオリジナル映画です。
皆さんのコメントまとめ
良いコメント
視覚的魅力: 映像美が高く評価されている✨ 。
深いテーマ: 人間の記憶や感情に関する深い考察がある 💭。
キャラクター描写: キャラクターの成長が丁寧に描かれている 🌱。
悪いコメント
物語の進行: ストーリーが遅く感じるとの意見 ⏳。
感情移入の難しさ: 特定のキャラクターに対する感情移入が難しい 😔。
「不都合な記憶」は、視覚的に魅力的で✨、深いテーマを扱った作品として評価されています。特に、ストーリーの展開やキャラクターの描写が高く評価されており、私達に強い印象を与えています💖。一方で、物語の進行が遅いと感じる意見や、特定のキャラクターに対する感情移入が難しいとの声もあります😕。
全体として、視覚的な美しさとテーマの深さが際立つ作品です🎬。
まとめ
うずひこの評価
イメージ画像不都合な記憶
感想
Amazonオリジナル映画『不都合な記憶』についての感想を書いています。
Amazonが制作した日本作品として、「次元大介」「ナックルガール」に続く作品として、「不都合な記憶」が配信されました。監督は「ある男」で日本アカデミー賞を受賞した石川慶監督。カナダ人脚本家ブラッド・ライト氏との共同脚本も手掛けています。主演は伊藤英明さんと新木優子さん。東南アジアで見られるような天然素材のラフな衣装がとても印象的です。
スペースコロニーにあるスタイリッシュな住居で生活をしているナオキとマユミ。記憶を失い、耳鳴りと頭痛に苛まれるマユミは、失われた過去を取り戻すため、必死に記憶の断片をつなぎ合わせようとしていた。
ネタバレ!(ここをクリック)
ナオキとハスミン
私にとって、伊藤英明さんと言えば「「海猿」の仙崎大輔というより、「悪の教典」の蓮実聖司(ハスミン)です。ハスミンは日本の最悪のサイコキラーとして君臨しています。
プロモーションビジュアルを見た瞬間「ハスミンかぁ」と、あの狂気のキャラクターが脳裏を走りました。
「ん!To die?」
「先生、ぼく東大行かなきゃ」との生徒の言葉を受け、そう言い放って、銃殺してしまう。
ナオキは生まれ持ったサイコキラーのハスミンとは違い、父親から受けられなかった愛情を歪んだ形で増幅してしまっていた。
伊藤英明さんのサイコキャラクターはとても魅力的です。
考察
タイムライン
度々ディスプレイに表示されるマユミのタイムラインは以下の通りです。物語上確認できる事柄を明記します。
- 2203年:
- 2200年:
- 2199年:Ver1.0データバックアップ
- 2196年:
- 2194年:ナオキとマユミが結婚しハネムーンを楽しみ、ビーチハウスを購入する。Ver2.0データバックアップ
- 2192年:ナオキとマユミがタイで出会う。Ver3.0データバックアップ
不明確要素
物語上確認できない事柄や年は以下の通りです。
事柄 | 年 |
---|---|
現在の年 | 2203年 |
マユミが殺害された年 | 2200年 |
大規模な津波が発生した年 | 2196年 |
マユミとジェブの出会った年 |
各項目の考察
それぞれの考察内容を検証するエビデンス情報と結論です。
- マユミのバックアップデータ=マユミの生存
- ナオキ、医師によるマユミへの説明内容には虚偽が含まれている。
- ナオキにとって不都合な記憶は消去されている(ジェブ、暴力を振るうナオキ)
マユミ各Verについて
Ver1.0:このVerを使って最低でも9体のアンドロイドが作成されていたと推測できる。
- 2199年のバックアップ(マユミデータ画面)
- 画面に映る11体のマユミのアンドロイド(70分頃)
同じVerを使用しているが、スペースハウスでの殺害の記憶を潜在意識下で持っていることから、記憶の上書き、消去を調整しながら、理想のマユミを創造しようとしていたと考えられる。
Ver2.0:このVerでは1体のみアンドロイドが作成されている。
- 2194年のバックアップ(マユミデータ画面)
Ver3.0:このVerでは1体のみアンドロイドが作成されている。
- 2192年のバックアップ(マユミデータ画面)
- Ver1.0に対し4年前の大洪水で記憶喪失になったと医師が説明している(9分頃)
- リポーターが「富裕層のほとんどは地球から脱出している」とコメントしている(10分頃)
- マユミのアトリエで男性が「どうせいずれ来る津波で全部流されるんだよ」と発言している(30分頃)
- Ver1.0に対し月の光の曲はマユミは知らないはずと医師に告げるナオキ(43分頃)
- Ver2.0に対し「ジェブの記憶はほとんど残っていないのだから」とナオキが医師に告げる(44分頃)
- Ver2.0が大洪水で昏睡状態になったという作り話を信じるか心配する医師(44分頃)
- Ver2.0に向かってバックアップから1年後(2195年)に事故に遭い死んでしまい、それから5年が経過しているとナオキが伝える(47分頃)
- Ver2.0はジェブとの出会いを記憶しており「今日は強い物を飲みたい」と発言(54分頃)
- Ver2.0はジェブとの関係をナオキが気づいていたことを知っている(61分頃)
- Ver2.0の回想、生前のマユミとジェブがビーチハウスのアトリエで月の光が流れる中、逢引をしている(67分頃)
- Ver3.0のデータを使用するにあたり、「結婚式も、ハネムーンも、二人で過ごした日々も」それら6年間分のデータはいらないと医師に告げるナオキ(70分頃)
- ラストシーン。ビーチハウスは無くなり、根本のみ残る木々(109分頃)
検証
- Ver1.0のバックアップデータが2199年である事からそれ以降に殺害されている。これにより、⑦のナオキの話に信憑性が無くなる。
- ⑪のナオキの発言から、マユミと出会ってから、もしくは、結婚してから6年の月日が流れている。
- Ver1.0のバックアップデータが2199年である為、結婚から6年の月日が経過している。
結論
2200年
検証
- ①Ver1.0に対し4年前の大洪水で記憶喪失になったと医師が説明している。
- ①の医師の発言は、本人が虚偽だと言っているので、「4年前」の発言にも信憑性がない。
- ②で富裕層のほとんどは地球から脱出していると発言している。
- 富裕層を総人口の1%と仮定すると、人類の大半は地球に残っている。
- ③大津波が来ることが心配されている。
- ⑫で大洪水発生を感じさせる風景が描かれている。
- ⑫の暗転演出はアンドロイドのマユミが事切れる時のフラッシュバック描写と酷似しているため、現実世界でない可能性がある。
結論
大津波はまだ発生していない
検証
- ④Ver1.0に対し月の光の曲はマユミは知らないはずと医師に告げるナオキ。
- ナオキが月の光とジェブを結び付けている情報がマユミとの逢引を目撃した日とすると、目撃した日は2199年以降になる。
- ⑤Ver2.0に対しジェブの記憶は殆ど残っていないのだからとナオキが医師に告げているため、2194年時点でナオキはジェブの存在を認識していた。
- ⑧Ver2.0はジェブとの出会いを記憶している。
- ⑧「強いお酒を飲みたい」との発言は、ナオキに暴力を振るわれた事を想像できる。
- ⑨Ver2.0はジェブとの関係にナオキが気づいていたことを知っている。
結論
2192年から2194年の間
検証
- 2203年については、マユミデータのディスプレイでしか確認できない。
- 2200年をマユミ殺害と結論づけたので、現代はそれ以降になる。
- ⑦のナオキの発言では2200年となるが、Ver1.0のバックアップデータが2199年であることから信憑性がない。
結論
2203年がスペースハウスで暮らす現代であると断定することは困難であるが恣意も含めて、現代は2203年とします。
検証
- 2200年もまた、マユミデータのディスプレイでしか確認できない。
- 各メディアの「不都合な記憶」の紹介文では、物語の舞台が2200年とされている。
- 検証から、現代は2203年と結論づけた。
結論
特定するまでの情報は得られませんでした。
検証
- 2196年のデータは、マユミデータのディスプレイでのみ確認可能であった。
- ⑦のナオキと①の医師の発言が正しいとすれば、大洪水が起きたのは2196年ということになる。しかし、Ver1.0のバックアップデータが2199年であることから、この説の信憑性には疑問が残る。
結論
現時点では、⑦と①の発言の信憑性を裏付ける確固たる証拠が見つかっていないため、2196年の出来事を特定することは困難です。
総括
皆さんそれぞれの解釈があると思いますので、ご意見や、公式の情報などありましたら、ぜひ教えてください。
ラストの描写は夢落ちなのか気になる所ですが、私は夢落ち派です。
とても気になった事が、結婚をする時には、二人ともジェブの存在を知っていたという事です。検証の結果、マユミとジェブが知り合ったのは、マユミがナオキと知り合った後であると結論付けていますが、そうと分かっていながら結婚してしまった二人には、あのような結末しか待っていなかったのかもしれません。
結婚当日の映像はほんの一瞬だけ映りますが、ビーチハウスでの二人は頻繁に争っていた様子が描かれています。
物語前半で描き出された仲睦まじい情景は、実際の生活とはかけ離れたものであったと思われます。理想の生活を実現できないことに苦しみ、ナオキは何度も涙していました。
「不都合な記憶をいくら操作しても存在意識に宿る思いは消せない」とマユミにメッセージを送られているような作品です。
完全に伊藤英明さんのサイコキャラを目当てに観た作品です。新木優子さんのSNSをフォローしているファンの一人でもあります。気になる俳優さんが共演する作品を観ないわけにはいきません。
ビジュアルが整然と美しく、シックな装いが宇宙空間の生活とマッチしています。無機質な部分と、雑多な部分が、この映画の本質を描いているようにも思えてきます。
見方によっては、全く違った味わいになるかも知れませんが、私は切ないラブストーリーと捉えています。
この映画を観て、愛とは何か、記憶とは何か、そして人間とは何かについて考えさせられました。皆さんもぜひ、この作品を観て、それぞれの答えを見つけてみてください。
\ ご加入ご検討中の方はこちらから /
\ 学生の方は半額! /
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメントは、下記SNSにお願いいたします。