台湾映画『1秒先の彼女』のネタバレあらすじを詳しく解説!主演リウ・グァンティンとリー・ペイユーが贈る奇跡のラブストーリー。映画の印象的な言葉も紹介。視聴可能なVOD情報や読者のコメントも満載。エンディングの魅力に迫ります!
印象的な言葉『自分を愛そう、あなたを愛する人いるから』
台湾映画『1秒先の彼女』について
概要
バレンタインデーに起こる不思議な出来事。
お金にも恵まれず、恋人もいないシャオチーは、郵便局で働く少しせっかちな女性。一方、両親を早くに亡くしたグアタイは、おっとりした生活で社会になじめずにいた。
両極端な二人が、バレンタインデーの奇跡によって、かつて失った大切なものを取り戻していく物語。
作品情報
- 公開日または配信開始日:2021年6月25日
- ジャンル:コメディ、ロマンス
- カテゴリー:映画
- 上演時間:119分
- 制作国:台湾
- 年齢制限:G(どなたでも視聴可能です)
- 主演:リー・ペイユー、リウ・グァンティン
- 監督:チェン・ユーシュン
視聴可能な主なVOD
*VODとは、ビデオオンデマンドの略で、視聴者が好きなときに好きな動画作品を見ることができるサービスです。
*2024/7現在、月額使用料で視聴出来るサービスのみ表記しています。
プライムビデオで「一秒先の彼」と続けて観ました。
皆さんのコメントまとめ
良いコメントとしては、キャラクターの魅力的な描写、ストーリーの展開の面白さ、俳優の演技力の高さ、感動的なラストシーンなどが挙げられます。視聴者は、主人公の成長や人間関係の変化に共感し、予想外の展開に驚きながらも感動を覚えたようです。
一方で、悪いコメントとしては、ストーリーの展開が予想可能だったり、キャラクターの行動に不自然さを感じたりするものがありました。また、一部の視聴者からは、テーマの重さや展開の遅さに対する批判もありました。
全体としては、感動的で魅力的な作品だと評価されていますが、一部の視聴者からは改善の余地があるとの指摘もあります。
まとめ
うずひこの評価
イメージ画像1秒先の彼女
感想
台湾映画『1秒先の彼女』についての感想を書いています。
2020年に台湾で開催された金馬奨で作品賞、監督賞など数多く受賞した「1秒先の彼女(消失的情人節)」。監督は「熱帯魚」等の代表作があるチェン・ユーシュン監督。
シャオチーはせっかちで人よりワンテンポ行動が速い。その性格が災いしてか恋愛もうまくいきません。そんな中、素敵な男性とバレンタインデートを約束するシャオチー。意気揚々と出かけて行きますが、気づけばベッドの中。急いで出かけますが、外出用の服を着たままで、靴の中には砂「?」。おまけに日付はバレンタインデーの翌日になっていて「??、これって一体・・」
ネタバレ!
あらすじ(時系列)
グアタイという心優しい少年は、幼い頃、恐ろしい交通事故で両親を失いました。その同じ事故で、シャオチーという少女も巻き込まれました。二人は病院の同じ部屋で過ごし、お互いのこれからの無事を知らせ合うために手紙を書くことを誓いました。しかし、シャオチーはすぐに手紙を送らなくなってしまいました。
グアタイは他の人よりもゆっくりとした性格で、いつもワンテンポ遅れていました。そのため、社会生活もうまくいかず、心に孤独を抱えていました。しかし、グアタイの心はシャオチーへの思いでいっぱいでした。ある日、偶然にもシャオチーを見つけたグアタイは、彼女に約束した手紙を毎日、彼女が働く郵便局から送り続けました。しかし、シャオチーはそんなグアタイを変わり者としか思わず、昔の約束などすっかり忘れてしまっていました。
シャオチーはせっかちな性格で、いつも人よりワンテンポ早く動いていました。お金もなく、恋人もいない彼女の前に、素敵な男性ウェンセンが現れました。バレンタインデーのデートを約束し、心躍るシャオチーを陰ながら見守るグアタイ。グアタイはウェンセンが悪い男であることに気づき、「彼女に近づくな!」と彼に乱暴を働いてしまいました。
バレンタインデー当日、シャオチーは心躍らせながらバスに乗り込みました。しかし、突然すべての物が動かなくなりました。同じ時刻、昨晩バスで夜を明かしたグアタイが目を覚まし、動かなくなった世界で一人動き出しました。
グアタイはシャオチーを探し出し、彼の思い出の秘密基地へと彼女を連れて行きました。二人はその秘密基地で楽しい時間を過ごしました。
帰り道、グアタイは動ける人物を見つけました。その人物はこの不思議な世界について「私たちは他の人より一日の時間が長い。それが利息となって20年経つとこうして返される」と説明しました。「信じられない」と言うグアタイに、その人物は「この世の中のすべてを知っているのかい?」と問いかけました。
その人物は、なんとシャオチーが幼い頃に失踪した彼女の父親でした。彼は世捨て人となっていましたが、「人は本質的には変わらない」とグアタイに伝えました。
グアタイはシャオチーを家まで送り届け、世の中が再び動き出しました。大多数の人々は何事もなくバレンタインデーを過ごしましたが、シャオチーはバレンタインデーを奪われてしまいました。シャオチーの父親の解釈によれば、シャオチーは「他の人より一日が短く、それが借金となり、時間を返さなくてはならなかった」のです。
写真屋さんに飾られていた見覚えのない自分のスナップ写真を手掛かりに、シャオチーは私書箱のことを思い出しました。私書箱には大量のグアタイからの手紙が入っていました。シャオチーはグアタイの思いを知り、彼に会いたくなりました。しかし、その時にはグアタイは交通事故に遭い、姿を消してしまいました。
シャオチーは私書箱のある郵便局に異動願いを出し、それから1年が経ちました。ある日、松葉杖をついたグアタイが郵便局に現れました。彼の手には手紙とシャオチーの父から言付かった豆花がありました。
二人の思いは溢れ出し、これからの素敵な時間が二人を待っているかもしれません。
印象的なことば
涙がこぼれてしまった伏線回収の言葉
自分を愛そう
誰にも愛されないから
物語序盤で明るい未来を想像できないシャオチーはこんな言葉を思い出します。
自分を愛そう
あなたを愛する人がいるから
エンドロール、その言葉は未来を感じさせる素敵な言葉に変わります。
この映画のテーマが、この言葉に込められているのではないかと思います。
「人と多少違っていることで傷つくことがある。でも、本質的な自分を変える事は出来ない。そんな自分を嫌いになる事はない、だってあなたを愛してくれる人はきっといるから」
エンディング曲
私が冗談を言い始めると、世界中が泣き出す
でも、わたしは気づかない、その冗談のネタは私
私が泣き出すと、今度は世界中が大笑いする
その冗談のネタが、私だと分かればよかった
空を見上げて、両手を目の前にかざす
自分の言葉に驚き、ベッドから落ちて頭を打つ
私が死んだ時、世界は息づき始める
その冗談のネタが、私だと分かればよかった
空を見上げて、両手を目の前にかざす
自分の言葉に驚き、ベッドから落ちて頭を打つ
私が死んだ時、世界は息づき始める
その冗談のネタが、私だと分かればよかった
なんてこと、その冗談のネタは私だった
一曲目はBee Gees(ビージーズ)の「I Started A Joke」。グアタイが感じてきた世界観を表しているような歌詞にも思えてきます。
ぐるぐる回って、いつも惑わされる、
私には計画がある、でも誰も私を理解してくれない、
ハニー、何を急ぐの?
あちこち、いつも先へ、
少し赤く染まり、私の探求を見つけようとしている、
私と一緒に来てくれないか?
サインを探している
重力は私を地面に留めることができる
でも私の足跡を追う光の速さではない
落とし物の時間 サインを探している
ガイドラインを待っている
うーん、また別の日だ うーん、寂しい日
何も言うことはない
ぐるぐる回って、いつも惑わされる、
私には計画がある、でも誰も私を理解してくれない、
ハニー、何を急ぐの?ああ、ああ、ゆっくりして
いや、いや、大丈夫
世界の果てで
荷物の中のものをすべて失くした
遠くに流された
ああ、ああ、ゆっくりして
いや、いや、大丈夫
失くしたものはいつも惑わされる
私には計画があった、この世界は私を決して理解しなかった
私は一体どこにいるんだ?
勇気を出して、泣かないで
いつも私のヒーローでいて
二曲目は主演シャオチーを演じたリー・ペイユー(李霈瑜)さんが歌う「Lost and Found」。シャオチーがグアタイとの関係を歌っている歌詞とも取れます。
グアタイが歩んできたどこか寂しい人生が、シャオチーと再会し、共に生きて行くことで、素晴らしい日々となって行くよう暗示的な選曲になっているようです。
シャオチー目線で始まる本編ですが、この映画はグアタイを主人公とした物語でもあります。うまく社会と折り合いをつけることができないグアタイは、最も苦しい時の心の支えとなったシャオチーを一途に思い続けます。その純粋な思いが、どのように物語を動かしていくのか注目です。
ラストシーンでは、とても印象的な映像と心に残る音楽が、思い思われの関係の二人を美しく描き出します。この感動的な結末は、観る者の心に深く響くことでしょう。日本でリメイクされた「一秒先の彼」とは一味違う、オリジナルの魅力をぜひ体感してみてください。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
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