『幸せなひとりぼっち』の魅力を完全ガイド – トム・ハンクス主演のリメイク版『オットーという男』についても別記事でご紹介。劇中で印象に残ったセリフも紹介しますので、ぜひ探してみてください。
印象的なセリフ『今を必死に生きるのよ』
映画『幸せなひとりぼっち』について
概要
この作品は、愛する妻を亡くし、孤独に生きる主人公オーヴェの物語です。
彼は不機嫌で人付き合いが苦手ですが、隣に引っ越してきたパルヴァネ一家との出会いで、徐々に心を開いていきます。悲しみの中にも温かさが描かれ、人生の最期を感動的に描いた作品です。
スウェーデン発のヒューマンドラマで、世界的ベストセラーとなった同名小説を映画化したものです。
孤独な老人が隣人との触れ合いを通して再生していく姿が印象的です。
作品情報
- 公開日または配信開始日:2016年12月17日
- ジャンル:ヒューマン、コメディ
- カテゴリー:映画
- 上演時間:116分
- 制作国:スウェーデン
- 年齢制限:G(どなたでも視聴可能です)
- 主演:ロルフ・ラスゴード
- 監督:ハンネス・ホルム
視聴可能な主なVOD
*VODとは、ビデオオンデマンドの略で、視聴者が好きなときに好きな動画作品を見ることができるサービスです。
*2024/6現在、月額使用料で視聴出来るサービスのみ表記しています。
プライムビデオで「オットーという男」と一緒にイッキ見しました。
皆さんのコメントまとめ
【良いコメント】
この作品は、孤独な老人が隣人との出会いを通して心を開いていく感動的なヒューマンドラマです。
主人公の変化や、妊婦の出産事故、夫婦愛など、温かみのある要素が多く含まれています。
リメイク版との比較では、本家の方がよかったという意見もあり、良質なドラマ作品として高く評価されています。
ユーモアと共感を誘う物語の展開が心地よく、ささやかだが心に染み入る名作だと評されています。
【悪いコメント】
主人公のオーヴェの頑固な性格が共感を呼ぶ一方で、過度に極端な行動が受け入れにくい可能性がある。
主人公の性格描写や過去エピソード、作品全体のテンポなど、原作の魅力を損なう可能性のある指摘となっています。
まとめ
うずひこの評価
イメージ画像(オーヴェが若い)幸せなひとりぼっち
感想
映画『幸せなひとりぼっち』についての感想を書いています。
トム・ハンクス主演でハリウッドでリメイクされ、スウェーデンでの映画賞では、主演男優賞を受賞した本作。スウェーデン作家フレドリック・バックマンの原作”En man som heter Ove“を映画化したものです。
融通の利かない偏屈じいさんが、最愛の妻を亡くし、長年勤めた会社を解雇されてしまう。彼は自ら命を絶つことを選択するが、新しい隣人や、次から次へと押し寄せる問題に死ぬことができない。自らの半生を振り返りながら、現状を受け入れ、人々の為に行動を起こしていく。
ネタバレ!
首つり自殺、一酸化炭素自殺、飛び込み自殺、猟銃自殺。あらゆる方法で妻の元へ行きたいオーヴェ。新しい隣人や奇妙な巡り合わせにより、実行する事が出来ません。ヒューマンコメディタッチで制作されているので、「そんなことある?」という感情より、ほのぼのとした感情にさせられます。
両親との悲しい別れ、まだ見ぬ子供との別れ、妻の怪我、そして別れ。そして、ラストはオーヴェとの別れ。色々な別れが描かれますが、どの別れも誰かの胸を締め付けます。多くの別れを経験し、酷く胸を痛めていたオーヴェもまた、自分の死により、多くの隣人や手を差し伸べた人達の胸を締め付ける事になるのです。
妻ソーニャがバスの転落事故で半身不随になった後、オーヴェは事故に関係するバス会社などを訴えていました。そんな中、ソーニャはオーヴェに、このような声を掛けます。
「今を必死に生きるのよ」
この言葉が、かたくななまでに正しくあろうとする今のオーヴェの原動力だったのでしょうね。
「誰しも一人ではなく、悲しみもまた、一人が抱えるものではない」そんな声を掛けられているかのような、心温まる作品でした。
トリビア情報
この作品は、本国スウェーデンでスターウォーズを抜いて大ヒットした作品だそうです。原作小説も250万部を超える大ベストセラーとなっています。映画を見てから原作を読むのもおすすめです。
ハリウッド版”En man som heter Ove“「オットーという男」との比較記事は以下の”ネタバレ”で書いていますので、ご興味ある方はご覧ください。
主演のロルフ・ラスゴードさんの味わい深い演技が素晴らしく、妻ソーニャを演じたイーダ・エングヴォルさんも美しく素敵な演技を見せています。何度か泣かされてしまうほど感動的な作品です。
この作品は、2024年6月時点でリメイク版「オットーという男」と合わせてプライムビデオで見放題となっています。ぜひ、この機会に原作と比較しながら、両作品を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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