浅野いにお原作『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』ネタバレ解説!映画/アニメ/漫画の違いは?衝撃のラスト、配信情報も網羅。門出と凰蘭の物語を徹底解剖!
印象的なセリフ『君はぼくの絶対だから』
『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』について
概要
『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』は、浅野いにお原作のSF漫画のアニメ化作品。
【スタッフ】監督:黒川智之、制作:Production +h.
【キャスト】小山門出:幾田りらさん、中川凰蘭:あのさん
東京上空に巨大宇宙船が現れて3年後の世界で、女子高生2人の日常と世界の危機を描く物語。
日常と非日常が交錯する中で、彼女たちは何を見るのか…️️。
映画版は前章と後章の二部作で劇場公開。アニメシリーズは全18話で複数の動画配信サービスで視聴可能。
作品情報
- 公開日または配信開始日:2024年3月22日
- ジャンル:アニメーション
- カテゴリー:SF
- 上演時間:映画版(前編120分、後編119分)、アニメシリーズ(24-25分の全18話)
- 制作国:日本
- 年齢制限:13+
- 主演:幾田りらさん(小山門出)、あのちゃん(中川凰蘭)
- 監督:黒川智之監督
視聴可能な主なVOD
*VODとは、ビデオオンデマンドの略で、視聴者が好きなときに好きな動画作品を見ることができるサービスです。
*2024/12現在、月額使用料でアニメシリーズを見放題視聴出来るサービスの一部を表記しています。
ぼくはプライムビデオで観ました
皆さんのコメントまとめ
良いコメント
独特な世界観: 作品のユニークな設定やキャラクターが魅力的で、視聴者を引き込む。
深いテーマ: 社会問題を扱った深いテーマが評価されている。
ビジュアルの美しさ: アニメーションのクオリティが高く、視覚的に楽しめる。
悪いコメント
ストーリーの複雑さ: プロットが難解で、理解しづらいとの意見がある。
テンポの遅さ: 物語の進行が遅く、退屈に感じる部分がある。
この作品は、独特な魅力を持ちながらも、視聴者によって評価が分かれる作品です。ストーリーの深さやビジュアルの美しさが際立つ一方で、複雑さやテンポに対する批判も存在します。
まとめ
うずひこの評価
イメージ画像『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション
感想
『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』についての感想を書いています。
浅野いにお氏原作の「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」(小学館「ビッグコミックスピリッツ」連載、全12巻)
女子高生の小山門出(かどで)と中川凰蘭(おんたん)は、受験勉強やオンラインゲームに明け暮れる日常を送っています。巨大な母艦が日常に溶け込み、どこか非日常的な光景が当たり前となった東京。しかし、ある夜、街で悲劇が起こり、彼女たちの日常は少しずつ変化していきます。巨大な宇宙船がもたらす影響とは一体何なのか?この世界の行く末はどうなるのか?物語は核心へと迫っていきます。
ネタバレ!(ここをクリック)
世界線
このアニメでは、3つの世界線が描かれています。その分岐点となるのは、門出が宇宙人を目撃したという理由で「デーモン」というあだ名を付けられる場面です。
- 見て見ぬふりをする凰蘭の場合:門出は暴走し、自殺に至ります。
- 「本当の脅威はわたし」と門出をかばう凰蘭の場合:「侵略者」が地球に現れ、世界中にオーブが降り注ぎ、暗黒の世界となります。門出と凰蘭は、日本政府によって搭乗していた有人型兵器「歩仁」ごと破壊され、死亡します。
- 門出が控えめな凰蘭に積極的にアプローチし、友人になったと推測される場合:「侵略者」もオーブも現れず、二人は社会人となっています。
物語は②の世界線から始まり、東京が滅亡するまでが描かれます。凰蘭が「侵略者」に寄生された大葉と出会ったことで、①の世界線から「侵略者」の船に搭載されている「シフトマシーン」が使用され、②の世界線に凰蘭の意識が上書きされた結果、「侵略者」が現れる世界になったことがわかります。漫画およびアニメシリーズでは、意識を取り戻した門出の父・ノブオがマコトに案内され、「シフトマシーン」によって③の世界線へと上書きされ、平穏なエンディングを迎えます。映画版では世界線③は描かれていません。
「絶対」の存在
「絶対」的存在の為ならば、世界がどうなってもかなわない。
このような表現を見かけることがありますが、まさにこの世界観を描いた作品が「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」と言えるでしょう。凰蘭の決断は、多くの犠牲が発生するその瞬間まで揺るがないものとして描かれており、「トロッコ問題」が提起する答えのない問いに対し、一つの答えを示したと言えます。「絶対なのです」という言葉は、その決意の強さを象徴しています。
漫画、映画、アニメシリーズにおけるラストの違い
漫画の100話、アニメシリーズの18話では、門出は死なず、「侵略者」も現れない世界線が描かれます。凰蘭はその世界線において、控えめで大人しい性格として描かれ、S.E.S社開発センターの広報として働いています。
映画版では、母艦から脱出した大葉圭太が自衛隊に救助されず、数日後、凰蘭たちが身を寄せていた民宿近くの海岸に現れ、凰蘭と門出と再会して物語は幕を閉じます。
劇場公開時には観られなかったものの、今年中に映画版、アニメシリーズを鑑賞できて本当に良かったです。漫画、アニメシリーズとは異なるエンディングが用意されており、それぞれ違った結末を楽しめました。
主人公二人の声優の人選には若干の疑問が残るものの、様々なSF要素を盛り込みつつ、恋愛観やかけがえのない存在への強い想いなど、多くのテーマを見事にまとめ上げた作品だと思います。ぜひ、漫画、映画、アニメシリーズを通して本作の世界を堪能してみてください。
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