概要
作品情報
- 公開日または配信開始日:2025年4月23日
- ジャンル:サスペンス、ドラマ
- カテゴリー:映画
- 上映時間:127分
- 制作国:日本
- 年齢制限:13+
- 主演:草彅剛、豊嶋花、斎藤工
- 監督:樋口真嗣
視聴可能な主なVOD
*VODとは、ビデオオンデマンドの略で、視聴者が好きなときに好きな動画作品を見ることができるサービスです。
*2025年5月現在、月額使用料で視聴できるサービスのみ表記しています。

Netflixオリジナル作品です。
この作品を観るなら!Netflixの魅力

『新幹線大爆破』を観るなら、やっぱりNetflixが断然おすすめです!本作はNetflixオリジナル作品として独占配信されているため、ここでしか味わえない興奮と感動があります。Netflixは、月額890円から見放題で利用でき、いつでもどこでも好きな時に『新幹線大爆破』の緊迫感を体感できます。さらに、ダウンロード機能を使えばオフラインでも視聴可能。高画質で迫力の映像を楽しめるのはもちろん、Netflixでしか観られない関連作品も豊富なので、本作をきっかけに新たなエンターテイメント体験が広がること間違いなしです!
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見どころ

圧巻の映像スペクタクルとリアリティ
時速100km以下になると爆発する新幹線という、想像を絶する設定が、樋口真嗣監督の手腕によってリアルに映像化されています。CGと特撮を駆使した大迫力の爆破シーンや、高速で疾走する新幹線の緊迫感は、観る者を画面に釘付けにすること間違いなし!
「生きる」ことの意味を問いかける深遠なメッセージ
単なるパニック映画に終わらないのが本作の魅力です。極限状態に追い込まれた人間たちが、命の選択を迫られる中で見出す「生きる」ことの意味。犯人の衝撃的な動機を通して、社会や倫理に対する問いかけが深く心に響きます。
極限状態で試される人間性と濃密なヒューマンドラマ
爆弾を抱えた新幹線の中で、様々な背景を持つ乗客たちが織りなす人間模様。指令室の混乱と車内のパニック、そして主人公たちの絆と葛藤が、濃密なヒューマンドラマとして描かれます。それぞれのキャラクターが持つ「人間らしさ」が、極限状態で際立ちます。
評価
総合評価
出典:netflix.com新幹線大爆破
感想

1975年版で高倉健さんが熱演した『新幹線大爆破』。そのイメージが強い中、現代のCG技術と特撮に定評のある樋口真嗣監督が、どのような作品を誕生させるのか、公開前からワクワクしていました。本作は単なるリメイクに留まらず、1975年の事件を巧みに絡ませつつ、新たな構成で生まれ変わったリブート版として、私を驚かせるものでした。特に、衝撃的な犯人の正体とその関係性には思わず…。物語の終盤には若干の物足りなさや、シナリオの信憑性に疑問を感じる部分もありましたが、それを補って余りある映像の迫力と、人間ドラマとしての深さがありました。総じて、非常に見応えのある、良い作品だったと思います。
こんなあなたにおすすめ!

ハラハラドキドキのサスペンスが好き

爆弾を抱えた新幹線という極限状況に、最初から最後まで手に汗握りたいあなた。
人間ドラマに感動したい

危機的状況に陥った人々の葛藤や絆、そして「生きる」ことの意味を深く感じたいあなた。
鉄道ファン・新幹線マニア

新幹線が舞台となる本作で、リアルな描写や迫力の映像美を楽しみたいあなた。
危機管理・組織論に関心がある

パニック状況下での指令室と現場の連携、そして組織としてどう対応すべきか、深く考察したいビジネスパーソンや学生。
映画の考察や比較分析を好む

1975年版と比較しながら、リブート版ならではのメッセージや表現の違いを発見したいあなた。
ネタバレ・トリビア情報(クリックで展開)
意外な真犯人の正体と1975年版との血縁
本作の真犯人は、新幹線に爆弾を仕掛けたのは意外な人物でした。それは、乗客の一人である女子高生・小野寺柚月。彼女の動機は、元警察官の父からの長年にわたる虐待と、父が関与した過去の「109号事案」への憎悪でした。さらに、爆弾の提供に協力した共犯者・古賀勝利は、1975年版『新幹線大爆破』の犯人の息子という衝撃的な設定が明かされます。これは、単なるリブートに留まらない、新旧の作品が複雑に絡み合う深遠な物語の始まりを予感させます。
リアリズムの追求 – JR東日本の前例なき協力体制
1975年版の『新幹線大爆破』製作時には、当時の国鉄が撮影に難色を示し、ゲリラ的な隠し撮りやミニチュア撮影を余儀なくされました。しかし、2025年版では状況が一変。JR東日本が「エンタテインメントを通じて東日本を盛り上げたい」という製作陣の熱意に共感し、前例のない全面的な特別協力を実現しました。撮影のためだけに東北新幹線E5系が東京駅と新青森駅間を計7往復も特別ダイヤで運行され、実際の駅構内や新幹線総合車両センターでのロケーション撮影も敢行。引退した実物の座席や内装パネルを使用するなど、細部にわたる徹底的なリアリティ追求が、作品の迫力と臨場感を格段に高めています。
クリエイターのこだわり – 庵野秀明氏デザインの爆弾と樋口監督の原作愛
本作の鍵を握る爆弾のデザインは、『シン・ゴジラ』や『エヴァンゲリオン』シリーズで知られる庵野秀明氏が担当しています。メカデザイナーとしての才能も持つ庵野氏が手掛けた爆弾は、機能的で緻密なディテールが特徴で、物語のリアリティと観客の恐怖を増幅させます。一方、樋口真嗣監督自身も少年時代に1975年版に衝撃を受け、深いリスペクトを抱き続けていることを公言。その原作への愛は、劇中の演出の随所に見て取れます。日本を代表する二人のトップクリエイターが、それぞれの専門分野で才能を発揮し、作品世界を構築している点は、本作の大きな見どころの一つです。
オリジナルへの敬意 – 1975年版へのオマージュを探せ
樋口真嗣監督の1975年版への深いリスペクトは、劇中の様々な演出や小道具にオマージュとして散りばめられています。特に象徴的なのが、新幹線の運行状況を示す総合指令室内の巨大な電光表示板、通称「屏風」の存在です。オリジナル版で印象的だった、運転指令長・倉持(宇津井健)が双眼鏡で「屏風」を凝視するシーンへのオマージュとして、本作でも総合指令長・笠置(斎藤工)が同様の姿を見せます。実際のJR東日本では既に撤去されている装置を、あえて劇中に再現したのは、厳密な現代的リアリズムよりも、オリジナル版が持つ映画的アイコンの力と、それを見た観客が抱くであろう情感を優先した結果と言えるでしょう。
『新幹線大爆破(2025年)』における人間関係と1975年版との関連性
2025年4月23日にNetflixで全世界独占配信された日本映画『新幹線大爆破』は、樋口真嗣監督がメガホンを取り、草彅剛が主演を務める話題作です。本作は、1975年に公開された同名映画のリブート版であると同時に、その続編としての要素も巧みに織り交ぜています。物語の舞台は、オリジナル版の東海道・山陽新幹線から東北新幹線へと移されました。この変更には、東日本旅客鉄道(JR東日本)の「東日本大震災後の東北地方を世界中にアピールしたい」という熱意が反映されており、現代的な意義と製作背景を物語っています。
1.はやぶさ60号乗務員:線路上での勇気と危機
物語の最前線に立つのは、爆破予告の対象となった東北新幹線「はやぶさ60号」のJR東日本乗務員たちです。彼らのプロフェッショナリズム、勇気、そして人間的な葛藤が、列車内のドラマを牽引します。
高市和也 (演:草彅剛)
本作の主人公であり、「はやぶさ60号」の本務車掌。2003年にJR東日本に入社し、盛岡新幹線運輸区に所属。青森県出身で、妻子を持つ。「安心安全を守ることが俺達の仕事」という強い信念を持つ。冷静なリーダーシップと人間味あふれる行動が、極限状態における希望の光となります。
- 藤井慶次への指導者として:経験の浅い藤井を導きます。
- 松本千花との専門職としての連携:運転士である松本と密に連携を取ります。
- 乗客の保護者として:乗客全員の安全を最優先します。
藤井慶次 (演:細田佳央太)
「はやぶさ60号」に便乗車掌として乗務する若手職員。「新米」であり、経験不足から時に未熟さを見せますが、高市はその心構えを評価しています。救出作戦の際に重傷を負い、乗務員たちが払う犠牲を象徴します。
松本千花 (演:のん)
「はやぶさ60号」の運転士。岩手県出身。総合指令所の笠置から重要な指示を受け、高市と協力して危機的状況を乗り越えます。女性運転士という役どころは現代性を反映し、非常に強い責任感を示します。
二宮春香 (演:大原優乃)
「はやぶさ60号」のアテンダント。並走する救出列車からの機材搬入や乗客避難の際に高市に積極的に協力します。
彼ら乗務員たちは、それぞれの個性と能力が危機対応において相互に作用し合う様子が描かれています。
2. JR東日本総合指令所:戦略的頭脳拠点
JR東日本新幹線総合指令所は、広範な戦略的対応、救出活動の調整、政府・警察との連携を担当する頭脳部隊です。不完全な情報と外部からの圧力の中で、生死を分ける決断を下すプレッシャーに直面します。
笠置雄一 (演:斎藤工)
JR東日本新幹線総合指令所の総括指令長。冷静な判断力と情熱を併せ持ち、作戦を立案・遂行します。高市と直接通信し、指示を出し、政府代表である佐々木とは時に意見が衝突します。
吉村慎之介 (演:大場泰正)
JR東日本新幹線統括本部長。笠置に運行指令を委ね、自身は犯人との交渉や警察・政府との連携を担当します。
山本由紀乃 (演:西野恵未)
JR東日本新幹線運輸車両部マネージャー。車両構造に関する技術的専門知識を提供し、笠置の作戦計画を支援します。
その他、千葉亮太(輸送指令長)をはじめとする多くの専門職が登場し、緻密な連携の重要性が強調されます。
3.1. 混沌の設計者:トラウマと復讐の連鎖
主要な乗客たちに焦点を当てます。彼らの個人的な物語、動機、そして危機への反応が、極限状態に置かれた社会の縮図を形成します。
小野寺柚月 (演:豊嶋花)
修学旅行中の高校生だが、事件の主犯。元警察官である父・小野寺勉からの虐待と、父の過去の嘘が動機。「嘘の日常」を破壊するため犯行に及びます。列車爆弾は自身の心拍と連動。高市との関係性が物語の鍵となります。
古賀勝利 (演:ピエール瀧)
柚月に爆弾を提供した発破技士。1975年の「ひかり109号爆破未遂事件」の犯人の一人、古賀勝の息子。柚月への同情と、父の死が汚されたことへの復讐心から協力します。
小野寺勉 (演:森達也)
柚月の虐待的な父親、元警察官。1975年の事件で偽りの英雄として称賛。柚月によって自宅ごと遠隔爆破され死亡します。
トラウマ、嘘、そして復讐が世代を超えて連鎖し、2025年の新たな危機を引き起こす主要な動因となっています。
3.2. 公人と便乗者:スポットライトの中の私益追求
等々力満 (演:要潤)
起業家YouTuber。危機的状況を利用して自己宣伝し、身代金のクラウドファンディングを開始。情報拡散とパニックの一因となりますが、偶然にも事件の重要な参加者となります。
加賀美裕子 (演:尾野真千子)
「ママ活不倫疑惑」の渦中にある衆議院議員。当初はイメージ回復を優先しますが、最終的には事件に深く関わり、取り残される乗客の一人となります。秘書の林広大(演:黒田大輔)も同行。
3.3. その他の影響を受けた人々:巻き添え被害と予期せぬ役割
後藤正義 (演:松尾諭)
ヘリコプター墜落事故を起こした元社長。他の乗客から非難の的となり、暴行を受ける様子が生配信されます。はやぶさ60号に取り残されます。
市川さくら (演:大後寿々花)
修学旅行生の教師。柚月を探してはやぶさ60号に戻り、取り残されます。後に柚月から家庭の事情への対応の甘さを指摘されます。
篠原圭造 (演:六平直政)
乗り合わせた電気工事士。電気系統の知識を活かし、救出作戦で決定的な役割を果たします。妻の篠原和子(演:屋敷紘子)が彼を奮い立たせます。
多様な乗客たちは、極限のプレッシャー下における人間の様々な側面を映し出し、列車という閉鎖空間内でダイナミックな社会実験を展開します。
4. 外部勢力:当局と捜査
事件の捜査、広報対応、そして高度な意思決定に関与する警察および政府関係者。異なる組織間の連携と対立が描かれます。
川越吉晴 (演:岩谷健司)
警視庁捜査一課特殊犯捜査係の警部補。主任捜査官として爆弾犯を追い、1975年の事件との関連を突き止めます。最終的に柚月と対話し、一縷の希望を示します。
諏訪茂 (演:坂東彌十郎)
内閣官房長官。政府はテロリストの要求には応じないと宣言しますが、最終的には笠置の絶望的な計画に協力します。
佐々木健太郎 (演:田村健太郎)
総理補佐官。指令所における政府連絡員として、時には笠置と衝突しつつも、調整役も担います。
5. 過去の重荷:1975年「109号事案」の遺産
1975年のオリジナル映画『新幹線大爆破』の事件(「109号事案」)が、2025年版のプロットと登場人物に長い影を落としています。未解決の問題、嘘、トラウマが時間を経て悪化し、新たな危機を直接引き起こしたことが示唆されます。
1975年から2025年への因縁の連鎖
犯人の一人、古賀勝が自爆。しかし、警察は小野寺勉(柚月の父)が古賀を射殺した英雄だと捏造。
小野寺勉は偽りの名声の下で柚月を虐待。古賀勝利(古賀勝の息子)は父の死の真相が汚されたと感じる。
柚月は「嘘の日常」を破壊するため、古賀勝利の協力を得て犯行に及ぶ。過去の嘘とトラウマが新たな悲劇を生む。
特徴 | 1975年版(オリジナル) | 2025年版(Netflix) |
---|---|---|
視点 | 犯人・沖田哲男中心 | 対応者・高市和也中心 |
犯人の動機 | 経済格差・社会への異議 | 過去事件への個人的恨み・トラウマ |
舞台 | 東海道・山陽新幹線 | 東北新幹線 |
車両 | 0系 | E5系(ALFA-X等) |
爆破速度 | 時速80km以下 | 時速100km以下 |
要求 | 500万ドル | 1000億円(クラウドファンディング) |
鉄道会社 | 非協力的(国鉄) | 全面協力(JR東日本) |
トーン | シニカル、社会批評的 | エンタメ寄り、組織称揚的 |
結末 | ほろ苦い、未解決感 | 危機回避、犯人逮捕 |
6.1975年版新幹線大爆破とは

出典:Amazon.co.jp
物語は、乗客約1500人を乗せた東京発博多行きの新幹線「ひかり109号」が定刻通りに東京駅を発車するところから始まります。
しかし、列車が走行して間もなく、国鉄本社公安本部に「ひかり109号に爆弾を仕掛けた」という脅迫電話が入ります。犯人の要求は、「列車の速度が時速80km以下になったら爆発する」というものでした。さらに、この脅迫が本物であることを証明するため、北海道の貨物列車にも同様の爆弾を仕掛け、実際に爆発させます。
この事態を受け、国鉄と警察は極度の緊張状態に陥ります。運転指令長の倉持(宇津井健)は、運転士の青木(千葉真一)に爆弾の存在を伝え、速度を維持しつつ、乗客にパニックを起こさせないよう慎重な対応を迫られます。
一方、犯人グループのリーダーである沖田哲男(高倉健)は、元町工場の経営者で、社会への不満や個人的な絶望からこの計画を企てました。彼の仲間には、元社員で沖縄出身の青年・大城浩(織田あきら)や、過激派くずれの古賀勝(山本圭)がいます。彼らは、爆弾解除の条件として500万ドル(当時のレートで約15億円)という莫大な身代金を要求します。
警察は犯人グループの特定を急ぎながらも、人質の安全を最優先に考え、身代金の受け渡しに応じる姿勢を見せます。沖田は巧みな手口で捜査を撹乱し、現金を手に入れようとします。
刻一刻と終点の博多が近づく中、乗客たちは恐怖と混乱の極限状態に置かれます。国鉄職員、警察、そして犯人グループそれぞれの思惑が交錯し、息の詰まるような攻防戦が繰り広げられます。
この映画は、単なるパニック描写だけでなく、犯人側の人間ドラマや、高度経済成長の影で取り残された人々の叫びといった社会的なテーマも描いている点が特徴です。
まとめ:新幹線大爆破とVODでエンタメを楽しもう!
『新幹線大爆破』は、ただのパニック映画ではありません。大迫力の映像と緊迫感あふれる展開はもちろん、極限状態での人間の尊厳や倫理を深く問いかける、見応え十分の作品です。
そして、この素晴らしい映画を気軽に楽しめるのがNetflixの最大の魅力!お家でゆっくりと、または移動中にサッと、あなたのライフスタイルに合わせてエンターテイメントを満喫できます。ぜひ、Netflixを活用して、スリリングな『新幹線大爆破』の世界に飛び込んでみてください。VODで毎日の生活を、もっと豊かで楽しいものにしていきましょう!

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