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うずひこ
管理人
高校時代から35年間、映像作品を観続けている50代のVODパートナー 。VODの登場で視聴が加速し、近年は平均800時間、多い年には1,000時間を超えることも。
元・映画監督である妻との対話をヒントに、「この作品は、どんな人が楽しめるか?」を紐解きながら、あなたと作品の素敵な出会いを応援しています 。
このブログが、あなたのVODライフを豊かにする「運命の一本」を見つけるお手伝いができれば嬉しいです。

【ネタバレなし感想】劇場版『進撃の巨人 完結編 THE LAST ATTACK』の評価は?エレンの「地鳴らし」は正義か悪か|見放題配信情報も

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10年以上にわたる壮大な物語が、ついに終焉を迎えました。劇場版『進撃の巨人 完結編 THE LAST ATTACK』は、ただのアニメーション映画ではありません。これは、観る者すべてに「自由とは何か」「正義とは何か」を突きつける、魂の叙事詩です。

主人公エレン・イェーガー(CV:梶裕貴)が選んだ「地鳴らし」という名の破壊。それは、愛する仲間と故郷を守るための「必要悪」だったのでしょうか? それとも、彼自身がかつて憎んだ暴力の連鎖に身を投じただけの、許されざる罪なのでしょうか?

この記事では、本作のあらすじや見どころをネタバレなしで徹底解説。ファンの間でも評価が分かれる衝撃の結末を、あなたはどう受け止めるのか。U-NEXTなどのお得な見放題配信情報と共に、この歴史的傑作の核心に迫ります。

目次

概要

「もし、世界を滅ぼす力と引き換えに、仲間を救えるとしたら?」そんな究極の選択を、私たちは突きつけられます。主人公エレン・イェーガーは、壁の外のすべてを平らにする「地鳴らし」を発動。終尾の巨人となり、無数の超大型巨人を率いて世界へと進撃を開始しました。その目的は、パラディ島に住む同胞を脅かす、あらゆる脅威を根絶すること。しかし、その手段はあまりにも無慈悲で、破壊的でした。
「エレンを止めなければ、世界が終わる」。かつて彼と共に戦ったミカサ、アルミン、リヴァイ、そして敵であったはずのライナーたち。彼らは複雑な想いを胸に、人類の未来を懸けて最後の戦いへと挑みます。これは単なる巨人と人間の最終戦争ではありません。自由を求め、平和を渇望した者たちが、それぞれの信じる正義の果てにたどり着いた、哀しくも美しい物語の結末なのです。

作品情報

  • 公開日または配信開始日:2024年11月8日
  • ジャンル:アクション、ダークファンタジー
  • カテゴリー:映画、アニメーション
  • 上映時間:145分
  • 制作国:日本
  • 年齢制限:PG12
  • 主な声優:梶裕貴(エレン・イェーガー)
    • 石川由依(ミカサ・アッカーマン)
    • 井上麻里奈(アルミン・アルレルト)
    • 神谷浩史(リヴァイ・アッカーマン)
    • 細谷佳正(ライナー・ブラウン)
  • 監督:林祐一郎

視聴可能な主なVOD

*VODとは、ビデオオンデマンドの略で、視聴者が好きなときに好きな動画作品を見ることができるサービスです。

*2025年7月現在、月額料金で見放題のサービスのみを表記しています。

うずひこ

U-NEXT見放題独占配信作品です。

本ページの情報は2025年7月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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本作の元となった『進撃の巨人 The Final Season 完結編』は、以下のVODサービスで見放題配信中です。

見どころ

本作は、ただ物語を追うだけではもったいない。制作陣が仕掛けた「挑戦状」とも言える見どころに、あなたはどこまで気づくことができるでしょうか。

【映像技術の極致】あなたはこの絶望から目を逸らさずにいられるか?

制作会社MAPPAが到達した、アニメーションの一つの終着点がここにあります。「地鳴らし」がもたらす天変地異の絶望的なスケール感、そして「進撃の巨人」の象徴とも言える立体機動装置が縦横無尽に飛び交う高速戦闘。その一瞬一瞬が、息を呑むほどの作画とCGの融合によって描かれています。この圧倒的な映像体験を、あなたは一時も目を離さずにいられますか?

【善悪の境界線】もし自分なら、誰の選択を支持する?

この物語に、単純な「正義の味方」は存在しません。人類を救うために友を討つ者、友を守るために世界を滅ぼす者。それぞれのキャラクターが抱える過去、信念、そして譲れない想いが激しく衝突します。視聴者である私たちに「もし自分なら、誰の立場に共感し、誰の選択を支持するのか?」という重い問いを投げかけるのです。

【物語の再解釈】原作ファンにこそ観てほしい「本当の結末」

「結末はもう知っている」という原作ファンにこそ、本作を観てほしい。アニメで追加・変更された僅かなセリフや、声優陣(特にエレン役・梶裕貴とミカサ役・石川由依)の魂の演技、そして澤野弘之の心を揺さぶる音楽。それらが組み合わさることで、原作者・諫山創が本当に伝えたかったメッセージが、より鮮明に、より鋭く私たちの心に突き刺さるはずです。原作とは違う、新たな感動があなたを待っています。

評価

総合評価

劇場版『進撃の巨人 完結編 THE LAST ATTACK』
総合評価
( 5 )
出典:shingeki.tv/movie_final

感想

うずひこ

鑑賞後の率直な気持ちは、「放心状態」と、物語の構造に対する「知的興奮」が入り混じったような、不思議な感覚でした。
スクリーンで繰り広げられるのは、単なる最終決戦ではありません。「仲間を救うか、人類を救うか」「多くを生かすため、少数を切り捨てることは許されるのか」。キャラクターたちが突きつけられる究極の選択は、そのまま刃となって私たちの心にも突き刺さります。彼らの痛みと覚悟に、ただただ心を揺さぶられました。
原作者の諫山創先生が「結末を決めてから連載を始めた」という事実は、この物語の重みを一層際立たせます。すべてのキャラクターのドラマ、すべてのセリフが、この結末という一つの巨大な問いに収斂していく。そう気づいた時、一個人の小さな想いが歴史の大きな流れに飲み込まれてしまう無力さと、同時に、たった一人の強大な意志が世界の総意さえも覆してしまう恐ろしさに、鳥肌が立ちました。
物語は、その選択が「善」か「悪」かの答えを、決して私たちに教えてはくれません。なぜなら、争いとは、そうした答えの出ない無益な思考を生み出し続ける装置そのものだからです。
この作品は、遠い世界のファンタジーなどではありません。これは、現代に生きる私たち一人ひとりに対し、「お前ならどうする?」と問いかける、痛烈で深い警鐘なのです。この重い問いを、あなたならどう受け止めますか?

こんなあなたにおすすめ!

この作品は、特定の人々の心に深く突き刺さる、特別な力を持っています。

「自由」や「正義」の答えを探し求めるあなたへ

うずひこ

もしあなたが日々の生活の中で、「本当の自由とは何か」「争いはなぜなくならないのか」といった哲学的な問いを考えたことがあるなら。この物語は、一つの壮絶な答えを提示してくれるかもしれません。

最高峰のアニメーションを目撃したい、審美眼を持つあなたへ

うずひこ

WIT STUDIOからMAPPAへと受け継がれたアニメ制作のバトン。その進化の歴史を見届けてきたアニメファンなら、この完結編が到達した映像美に必ずや感動するはずです。

甘いだけの物語では満たされない、本物の感動を知るあなたへ

うずひこ

美しいだけのハッピーエンドでは物足りない。人間の持つ矛盾や愚かさ、そして、それでも失われない愛を描いた、重厚でビターな物語を味わいたい。そんなあなたのために、この作品は存在します。

ネタバレ・トリビア情報(クリックで展開)

戦後の世界と繰り返される歴史

エレンの虐殺行為により、パラディ島の外の世界の人口は8割が失われました。生き残ったアルミンやライナー、アニたちは、エルディア人と世界との和平交渉の使者として、残りの生涯を捧げます。
エンディングでは、エレンの墓標となった大樹の下で、彼を想い続けるミカサの姿が描かれます。そして長い年月の果てに、科学技術が発達したパラディ島は再び大規模な戦争によって荒廃。物語のラストは、廃墟となったその地で、エレンの墓がある巨大な樹洞に向かう少年と犬の姿で締めくくられます。これは、争いの歴史の繰り返しと、新たな「物語」の始まりを予感させる、非常に示唆に富んだ終わり方となっています。また、今作では、その後の描写も追加されています。

アニメ版の完結編は、原作者・諫山創先生自身の協力のもと、原作の結末をさらに深化させる描写が加えられています。

比較ポイント原作漫画アニメ版
エレンとアルミンの最後の会話エレンが一方的に罪を告白する印象が強い。「ミカサに幸せになって欲しい」と本音を漏らすも、アルミンは虐殺を肯定しない。アルミンが「僕も共犯者だ」とエレンの罪を共有するセリフに変更。「地獄で会おう」と、二人の絆と覚悟がより強調された。
ミカサのその後エレンの墓の前で生涯を終えるまでが描かれる。結婚したかなどの詳細は不明。左手薬指に指輪が描かれ、エレンの「俺を忘れて自由に生きてくれ」という願いに応え、幸せな人生を送ったことが示唆されている。
リヴァイのその後戦後も車椅子で暮らす姿が描かれる。生き残った子供たちに飴を配るシーンが追加。彼の優しさと未来への希望が感じられる演出となっている。

原作者自らが描き直した、アニメ版ラストの「ネーム」

アニメ完結編の制作にあたり、原作者の諫山創先生が自らラストシーンのネーム(漫画の設計図)を一部描き直したことが明かされています。特に議論を呼んだエレンとアルミンの最後の会話の変更は、諫山先生自身の意図によるもの。先生はニューヨーク・タイムズのインタビューで、物語の結末に自身が縛られているように感じていた葛藤を語っており、アニメ化という機会に、より理想的な形での完結を目指したことが伺えます。

名前に隠された意味とエンディングの謎

作中には、知ると面白い小ネタが散りばめられています。

  • エンディングの少年と犬: ラストシーンに登場する少年と犬は、始祖ユミルが「有機生物の根源」とされる生命体と接触した状況と酷似しており、新たな巨人の物語や、終わらない争いの歴史のメタファーではないかと考察されています。
  • オニャンコポンの由来: 義勇兵として活躍したパイロット「オニャンコポン」の名前は、西アフリカ・アシャンティ神話の天空神に由来します。「偉大なる者」といった意味を持つ彼の名前は、作中での彼の役割を象徴しているのかもしれません。

まとめ:劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACKとVODでエンタメを楽しもう!

エレン・イェーガーが選んだ道は、本当に間違いだったのでしょうか? この問いに、簡単な答えはありません。しかし、この物語は、私たちに考え続けることの重要性を教えてくれます。

10年にわたる壮大な物語の結末を、ぜひあなたの目で見届けてください。U-NEXTのようなVODサービスを利用すれば、自宅が特等席に早変わり。TVシリーズや関連作も含めて、「進撃の巨人」という唯一無二の世界にいつでも浸ることができます。
さあ、次はあなたが、この物語の目撃者になる番です。

うずひこ

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