「オットーという男」と「幸せなひとりぼっち」、あなたはどっち派?トム・ハンクスが演じる頑固じいさんの感動物語を徹底比較。ネタバレありで結末まで迫る!VODで今すぐ観よう。
印象的なセリフ『結婚前のモノクロ人生に彼女が色を付けた』
My life was black–and–white before I met Sonya.
映画『オットーという男』について
概要
町一番の嫌われ者が隣人との触れ合いで再生していく感動のヒューマンドラマ
町内一の嫌われ者であるオットーの孤独な生活が、向かいに引っ越してきた陽気な一家との交流を通して変化していく様子を描いたヒューマンドラマです。
オットーは頑固で偏屈な性格ですが、実は優しい一面を持っており、新しい隣人たちとの触れ合いの中で、徐々に心を開いていきます。
作品情報
- 公開日または配信開始日:2023年3月10日
- ジャンル:ヒューマン、コメディ
- カテゴリー:映画
- 上演時間:126分
- 制作国:アメリカ
- 年齢制限:16+
- 主演:トム・ハンクス
- 監督:マーク・フォースター
視聴可能な主なVOD
*VODとは、ビデオオンデマンドの略で、視聴者が好きなときに好きな動画作品を見ることができるサービスです。
*2024/10現在、月額使用料で視聴出来るサービスのみ表記しています。
2024年10月6迄プライムビデオ見放題独占配信中です。その後、NETFLIXからの配信に変わります。
皆さんのコメントまとめ
良いコメント
この作品は、孤独な主人公オットーが新しい隣人との出会いを通して心を開いていく感動的なストーリーと評価されています。
トム・ハンクスの演技が高く評価され、私達の心を深く打つと好評です。また、よく練られた構成と脚本、共感性の高い物語展開が魅力的だと指摘されています。
オットーの内面の変化を丁寧に描いており、最終的には良き人物であることが分かるという点も高く評価されています。
悪いコメント
一方で、主人公オットーが当初は不愛想で面倒くさい人物として描かれており、そのイメージが強すぎるという指摘もあります。また、スウェーデン版と比べると、終始ほのぼのとしていて、世界観や深みに欠けるという意見も見られます。さらに、一部の事件描写が過激すぎるとの指摘もあります。ただし、これらの批判的な意見も、作品の良さを認めつつの指摘であり、概して好意的な評価が多いと言えます。
総じて、「オットーという男」は、トム・ハンクスの名演技と感動的なストーリーが高く評価された作品といえます。
心温まる物語を求める方にはおすすめできる作品です。
まとめ
うずひこの評価
イメージ画像オットーという男
感想
映画『オットーという男』についての感想を書いています。
アカデミー賞で外国語映画賞にもノミネートされたスウェーデン映画「幸せなひとりぼっち」のリメイク版として、制作されたアメリカ版「オットーという男」。フレドリック・バックマン原作の「En man som heter Ove」を映像化したものです。
偏屈じいさんオットーが最愛の妻を亡くしたことを苦に、自ら妻の元へ旅立とうとする度に邪魔が入り、どうにも妻の元へ行く事ができない。元来正義感が強く、人にやさしいオットーは新しい隣人の影響で、少しずつ心を開いていく。
ネタバレ!(ここをクリック)
フィクション作品です。原作はこちら。
“A Man Called Ove“ Fredrik Backman著 2012年
「実話?」の書き込みを目にすることがあったので、念のため。
本家:幸せなひとりぼっちとの相違点について
幸せなひとりぼっち | オットーという男 | |
---|---|---|
オープニングの店員との悶着 | お供え用生花の購入 | 自殺用ロープ購入 |
職 | 解雇 | 定年退職 |
越してきた隣人妻 | イラン人 | スペイン人 |
両親について | 細かい描写も描かれる | ワンシーンの登場のみ |
回想シーンの描写 | 家族や妻との思い出 | 主に妻との思い出 |
妻との出会い | 車内での寝過ごし | 駅で拾った本を届ける |
「オットーという男」は夫婦の関係性を重要視し、「幸せなひとりぼっち」は主人公のひととなりを丁寧に描いています。
「オットーという男」の中に、妻との出会いまでの人生を「モノクロ人生」と表現される場面がありますが、「幸せなひとりぼっち」では、波乱万丈ではありますが、「味気ない人生」という表現は出てきません。オットーにとって、如何に妻の存在が唯一無二であったかを強調する内容に脚色されている印象です。
「幸せなひとりぼっち」では、首つり自殺を何度も試みますが、滑稽に見えてしまいます。その点「オットーという男」に関しては、完璧に状況を作り出し、天井が壊れ失敗。と描かれています。コメディ要素もある作品なので、どちらの演出も楽しいのですが、「オットーという男」の方が、”まだ死なせない!”という別の意思が働いてるかの演出に感じられるので、個人的には好みです。
原作のタイトル「En man som heter Ove」(スウェーデン語)は直訳で「オーヴェという男」だそうです。リメイク版は原作通り主人公の名前を変えてタイトルを付けています(A Man Called Otto)。
個人的には断然原作通りのタイトルが好みです。「幸せなひとりぼっち」「?」です。
トム・ハンクスさんの最近の役柄は、”頑固じいさん”というイメージが多いように思いますが、コミカルからシリアスまで幅広い役柄をこなし評価されてきた彼が演じた”頑固じいさん”「Otto」は実に魅力的な人物へと変貌していきます。
大切な人との繋がりが切れても、その他沢山の繋がりが残っているようで、とても、優しい気持ちになれます。
作品では主人公の自殺未遂シーンが描かれますが、それらは主人公の内面の葛藤を丁寧に描いたものであり、過度に過激な表現ではありません。ご家族で視聴いただいても、作品のメッセージを感じ取ることができると思います。
ぜひ、人が人を想う気持ちの大切さを実感してみて下さい。
「幸せなひとりぼっち」はプライムビデオで視聴可能となっています。合わせてご覧ください。
\ ご加入ご検討中の方はこちらから /
\ 学生の方は半額! /
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメントは、下記SNSにお願いいたします。